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交響曲 第27番 ト長調 K.199 (161b)
〔作曲〕 1773年4月10日か16日 ザルツブルク |
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3回目のイタリア旅行からザルツブルクに帰って間もなく作られた第22番(K.162)から第30番(K.202)までの9つの交響曲の自筆譜は父の手でまとめられ合本とされ、作曲時期が消された。 このいわゆる「レオポルト合本」の6番目にこの曲があるが、のちに日付は解読され、書かれた日付は10日か16日か判読できないものの、実際に作曲された順番では第26番(K.184)に続く2番目の作品であることがわかった。 そして第6版から K.161b(第3版では K.162a だった)と位置づけられた。
1772年に書かれたとされる3曲のディヴェルティメント K.136, K.137, K.138 に通じる「瑞々しい感性がほとばしる楽曲」を感じさせる第1楽章で始まり、中間楽章は一転して柔らかいフルートの調べを引き立てるようにヴァイオリンは弱音器を付け、低音弦はピチカートで演奏する。 そのフルートの役割について、ザスローは
これまで総奏部分の補強に限定されていたフルートが、ここでは独自の役割を担っており、18世紀のオペラによく見られる、若い女性のバルコニーの下で歌われるアリアさながらの調べを奏する。と評している。 第3楽章はジーグ風の活発なソナタ形式にフーガの要素が重なり、後の『ジュピター』交響曲(K.551)を彷彿とさせる。 その対位法的手法が舞曲風の快活さとマッチして、非凡な作曲家の工夫が素晴らしいと高く評価されている。[全作品事典] p.240
〔演奏〕
CD [ポリドール FOOL 20368] t=20'02 ホグウッド指揮 Christopher Hogwood (cond), エンシェント室内管弦楽団 Academy of Ancient Music 1979または81年、ロンドン |
CD [グラモフォン F35G-20080] t=19'35 レヴァイン指揮ウィーン・フィル 1985年 |
CD [Membran 203300] t=11'12 Alessandro Arigoni (cond), Orchestra Filarmonica Italiana, Torino 演奏年不明 |
CD [BVCD 37401/02] t=22'07 アーノンクール指揮 NiKolaus Harnoncourt (cond), ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス Concentus Musicus Wien 1990年12月、ウィーン |
〔動画〕
〔参考文献〕
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