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序曲と3つの田園舞曲 K.106 (K6.588a)

  • 序曲 ニ長調 (1) ニ長調 (2) イ長調 (3) 変ロ長調
〔編成〕 2 ob, fg, 2 hr, 2 vn, bs
〔作曲〕 1790年1月 ウィーン (推定)

自筆譜は紛失。写譜が残る。成立時期について異論があるだけでなく、真作かどうかも疑問視されている。 曲は4分の4拍子の序曲と、4分の2拍子のコントルダンス(田園舞曲)が3つで構成されている。

ケッヘル初版は1770年(14歳時)の作品と考え、K.106 とした。 その年には変ホ長調のメヌエット(K.122)、変ロ長調のコントルダンス(K.123)がある。 また1771年頃に複数のメヌエット(K.103K.104K.105)もある。 しかしその後、1880年にノッテボームの修正があり、1790年に位置づけられ、K6.588a となった。 ただし、モーツァルト自身の作品目録(1784年から記載が始まる)には載っていない。 また、よく知られているように、死の前年の1790年は極端に作品の少ない(その代わりに、プフベルクに借金を依頼する手紙は多い)年であり、ほかに舞曲は一つもない。 さらに、この K6.588a の前後には、『コジ・ファン・トゥッテ』(K.588)と『プロシャ王第2』(K.589)があり、それらに比べるまでもなく、この頃のモーツァルトの作曲技法からして、この K6.588a は稚拙であるとも言われている。 新全集は真作から除外した。 真正な作品かどうか疑われている。

エリック・スミスは、1783年のコントルダンス(K.462 = K6.448b)との類似、また序曲が1782年の行進曲(K.408)と似ていることなどから、自作目録を作る直前の1782~83年頃の作品でないかと推測していた。 また彼は[全作品事典]でも真正かどうかについて言及していない。

〔演奏〕
CD [キング KICC 6039〜46] t=5'50
ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツァルト合奏団 Willi Boskovsky (cond), Vienna Mozart Ensemble
1965年
CD [TELDEC WPCS-22042] (1) t=2'14
トビアス・ライザー・アンサンブル Ensemble Tobias Reiser
1978年頃
※デルシュミット編曲

〔動画〕

〔参考文献〕


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2019/03/24
Mozart con grazia