17 age |
61 5 |
62 6 |
63 7 |
64 8 |
65 9 |
66 10 |
67 11 |
68 12 |
69 13 |
70 14 |
71 15 |
72 16 |
73 17 |
74 18 |
75 19 |
76 20 |
77 21 |
78 22 |
79 23 |
80 24 |
81 25 |
82 26 |
83 27 ▲ |
84 28 |
85 29 |
86 30 |
87 31 |
88 32 |
89 33 |
90 34 |
91 35 |
92 |
レチターティーヴォとロンド「わが憧れの希望よ。ああ、あなたはいかなる苦しみか知らない」 K.416Recitative and Rondo for soprano "Mia speranza adorata. Ah, non sai qual pena."〔編成〕 S, 2 ob, 2 fg, 2 hr, 2 vn, 2 va, vc, bs 〔作曲〕 1783年1月8〜11日 ウィーン |
|
1月11日に催されたコンサートで、アロイジア(ランゲ夫人)が歌うのに間に合うように大急ぎで書いた。 1月8日の手紙で父にそれを知らせている。 このことから、この曲の成立は1月8日〜11日となる。
1783年1月8日、ザルツブルクの父へさらに、3月23日にブルク劇場で催された予約演奏会でもアロイジアがこの曲を歌った。 よく知られているように、彼女はモーツァルトがかつて片想いした相手であり、(モーツァルトが彼女の妹コンスタンツェと結婚した1782年8月4日の2年前の)1780年10月31日にウィーン宮廷俳優ヨーゼフ・ランゲと結婚していた。 そして、ドイツ軽歌劇協会の歌手として1700フローリンという最高の俸給をとっていたという。 1781年5月16日にモーツアルトが父レオポルトに宛てた手紙で、「ぼくの感じでは、あのひとだって、ぼくにまだ無関心ではありません」と書いていたように、アロイジアは(アインシュタインの言葉によれば)「モーツァルトにも再び色目を使ったらしい」ことが、演奏会での共演などから推測できる。
今夜はどうしても、義姉さんのランゲのためにロンドーを仕上げなくてはならないのです。 彼女は土曜日に、メールグルーベの大演奏会でそれを歌うことになっています。[書簡全集V] p.326
パスクワーレ・アンフォッシ(Pasquale Anfossi, 1727-97)が作曲し、前年1782年のカーニヴァルにヴェネツィアで上演されたオペラ『ゼミーラ Zemira』の第2幕第5場で歌われる、ガエターノ・セルトール(Gaetano Sertor)による詞。 その内容は、主人公のガンダルテが蒙古王アクバールに婚約者ゼミーラを譲るか殺すかの瀬戸際の選択に迫られ、彼女とその父の前で歌う悲劇的アリアであり、歌詞の一部は次の通り。
〔歌詞〕
Gandarte Mia speranza adorata! Ah, troppo è a noi l'ira del ciel funesta, . . . Ah! non sai qual pena sia il doverti, oh Dio! lasciar. . . . |
ガンダルテ わがいとしの希望よ! ああ、天の怒りは我ら二人に あまりに厳しすぎる! ・・・ ああ、お前は知らないのだ、どんな苦しみか、 お前と別れなければならぬことが。 ・・・ 小瀬村幸子訳 CD[COCO-9283] |
〔演奏〕
CD [COCO-9283] t=9'57 ヨナーショヴァー Jana Jonášová (S), ルカーシュ指揮 Zdenek Lukáš (cond), プラハ室内合奏団 Prague Chamber Soloists 1970年、スプラフォン・ドモヴィナ・スタジオ |
CD [WPCC-4860] t=9'31 グルベローヴァ Edita Gruberova (S), アーノンクール指揮 Nikolaus Harnoncourt (cond), ヨーロッパ室内管弦楽団 The Chamber Orchestra of Europe 1991年8月、グラーツ、ステファニエン・ザール、ライブ録音 |
CD [GLOSSA GCD 921104] t=9'07 シーデン Cyndia Sieden (S), ブリュッヘン指揮 Frans Brüggen (cond), 18世紀オーケストラ Orchestra of the Eighteenth Century 1998年5月、オランダ、ユトレヒト |
CD [Brilliant Classics 93408/6] t=9'25 ? (S), European Chamber Soloists, Nicol Matt 2006年 |
〔動画〕
〔参考文献〕
Home | K.1- | K.100- | K.200- | K.300- | K.400- | K.500- | K.600- | App.K | Catalog |