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ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K.238
〔作曲〕 1776年1月 ザルツブルク |
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第5番ニ長調(K.175)から約2年後の1776年、ザルツブルクで相次いで3曲のピアノ協奏曲が作られた。
1777年9月23日、モーツァルトは母と二人で就職活動のためパリを目指してザルツブルクを出発。 途中、父レオポルトの生地アウクスブルクでモーツァルトはシュタインが作ったフォルテピアノという新しい楽器と出会い、衝撃を受けるが、そのときこの曲をみずから演奏し、その新しい楽器のすぐれた可能性を確信した。
前年の1775年には、立て続けにヴァイオリン協奏曲(第2番 K.211、第3番 K.216、第4番 K.218、第5番 K.219)を書いていることを念頭に、アインシュタインは
編成の点でニ長調の第一曲(K.175)よりひかえめなこのピアノ・コンチェルトには、やはり全般的にヴァイオリン・コンチェルトの優雅さの名残りがあり、とりわけロンドにはヴァイオリン・コンチェルトのフィナーレのなかの《大衆的なもの》がかなり残っている。 とはいえ、ヴァイオリン・コンチェルトにおけるように、それが強まって引用楽句になることは決してないし、いわんやテンポの統一を破ることは許されないのである。 このピアノ・コンチェルトはモーツァルトにとってはもっと次元の高いジャンルであり、だからこそ第一楽章のきわめて繊細で親しみのあるモティーフの一つが、ドンナ・エルヴィーラの登場する場面で、心をとろかすような誘惑的な形となって再びモーツァルトの胸に浮かぶのである。と評している。[アインシュタイン] p.398
自筆譜はワシントンD.C. Library of Congressにあるという。 また、各楽章に父レオポルトの筆跡によるカデンツァが残っていて、それはザルツブルクのArchiv St.Peterにあるという。
〔演奏〕
CD [TELDEC WPCS-10099] t=19'16 エンゲル Karl Engel (p), ハーガー指揮 Leopold Hager (cond), ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 Mozarteum Orchester Salzburg 1975年、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール |
CD [ポリドール F32L-20321] t=20'26 アシュケナージ Vladimir Ashkenazy (p, cond)指揮, フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra 1986年、ロンドン |
〔参考文献〕
〔動画〕
[http://www.youtube.com/watch?v=2a26NNf72OM] (1) t=8'08 [http://www.youtube.com/watch?v=OxgnxRDa57s] (2) t=6'00 [http://www.youtube.com/watch?v=I5EbA6t6FU4] (3) t=7'41 Christian Zacharias (p), Gianluigi Gelmetti (cond), Radiosinfonieorchester Stuttgart |
[http://www.youtube.com/watch?v=E6S9FdJdX-c] (1) t=7'04 [http://www.youtube.com/watch?v=kiBxYH2OAxs] (2) t=5'54 Franz Vorraber (p), Morten Schuldt-Jensen (cond), the Leipzig Chamber Orchestra 2006 |
[http://www.youtube.com/watch?v=lBGz1voyQEU] (3) t=8'44 Lilian Akopova (p) |
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