17 age |
61 5 |
62 6 |
63 7 |
64 8 |
65 9 |
66 10 |
67 11 |
68 12 |
69 13 |
70 14 ▲ |
71 15 |
72 16 |
73 17 |
74 18 |
75 19 |
76 20 |
77 21 |
78 22 |
79 23 |
80 24 |
81 25 |
82 26 |
83 27 |
84 28 |
85 29 |
86 30 |
87 31 |
88 32 |
89 33 |
90 34 |
91 35 |
92 |
交響曲 第10番 ト長調 K.74
〔作曲〕 1770年4月 ローマ? |
|
自筆譜には作曲時期もタイトルも記されていない。 誰かの手でオペラ「ミトリダーテの序曲」と書かれ、消された形跡があるという。 タイソンの研究により1770年4月、アリア「もし勇気と希望が」(K.82)と同じ頃の成立とされる。
自筆譜は第2次大戦後ポーランドで再発見された。 また、自筆譜の終りにラテン語で「終った、神に感謝 Finis Laus Deo」と書かれているという。 『ミトリダーテ』(K.87)の作曲がようやく終った安堵かもしれない。
第1と第2楽章は切れ目なく演奏される。 随所にトルコ風の異国趣味の曲想が現れ、オペラ「ミトリダーテの序曲」と思われても不思議でない。 非常に興味深いことに、ザスローは14歳の少年モーツァルトが鳥の鳴き声をこの曲の中に書き入れていると指摘している。
第1楽章の第17~22小節と再現部の対応箇所(第77~82小節)で聞こえてくるのは、明らかにシジュウカラの鳴き声である。モーツァルトの目と耳は自然現象にはまったく(ヴェスヴィオ火山は例外として)向けられず、もっぱら鋭い人間観察に向けられていたが、犬と鳥には特別な関心があったようである。[全作品事典] p.223
〔演奏〕
CD [ポリドール FOOL-20364] t=7'54 ホグウッド指揮 Christopher Hogwood (cond), エンシェント室内管弦楽団 Academy of Ancient Music 1978年頃、ロンドン |
CD [COCO-78046] t=7'56 グラーフ指揮 Hans Graf (cond), ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 Salzburg Mozarteum Orchestra 1989年 |
CD [Membran 203300] t=9'24 Alessandro Arigoni (cond), Orchestra Filarmonica Italiana, Torino 演奏年不明 |
〔動画〕
〔参考文献〕
Home | K.1- | K.100- | K.200- | K.300- | K.400- | K.500- | K.600- | App.K | Catalog |