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四手のためのアンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501〔作曲〕 1786年11月4日 ウィーン |
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自作目録に「11月4日」の日付で記載されたこの曲の作曲の動機について、アインシュタインは
おそらく友人の出版者ホフマイスターの望みで、はじめは(K.448と)同様に二台のピアノのためのものとして着想されたが、その後もっと売行のよい四手のために完成されたのであろう。と推測していたが、ケッヘル第6版で自筆譜の検討からそのような変更があることが裏付けされている。 ウィーンでの楽譜出版の先駆けアルタリアがモーツァルトと契約を結んでいたところに、後発のホフマイスターから1785年に「ピアノ四重奏曲ト短調」(K.478)の依頼を受けたことがあり、その関係から今度はピアノ連弾の作曲に応じたのだろう。 直前の10月18日には三男ヨハン・トーマス・レオポルト誕生(ただし翌月死亡)しているので、背景としてモーツァルトはいくらかでも金が欲しかったという差し迫った状況があったのかもしれない。 楽譜はホフマイスターから翌1787年に初版された。 また次の四手のためのピアノ曲(K.521)もホフマイスターから出版されている。[アインシュタイン] p.371
主題はアンダンテ、4分の2拍子、2部リート形式の18小節で、ホグウッドによれば「珍しく借用された旋律でなく、オリジナル」であるという。 それを5回変奏する。 第4変奏はト短調。 アインシュタインはこの作品について
感情の深さではソナタ K.521 のアンダンテに劣るが、魅力と響きの優美さに満ち、聴衆を魅了する効果を持つ演奏会用楽曲である。と評している。同書
〔演奏〕
CD [Grammophon 429-809-2] t=8'18 エッシェンバッハ Christoph Eschenbach, フランツ Justus Frantz (p) 1973年4月、ベルリン |
CD [POCG-3407-8] t=8'18 エッシェンバッハ Christoph Eschenbach, フランツ Justus Frantz (p) 1973年4月、ベルリン |
CD [PHILIPS-422-516-2] t=7'50 ヘブラー Ingrid Haebler, ホフマン Ludwig Hoffmann (p) 1977年12月、アムステルダム |
CD [VALOIS V4621] t=8'00 バドゥラ=スコダ Paul Badura-Skoda , デムス Joerg Demus (p) 1988年3月、ウィーン |
CD [SICC 1031] t=7'48 ペライア Murray Perahia, ルプー Radu Lupu (p) 1990年6月 |
CD [ORFEO C239-911A] t=9'01 ウィーン・フルート奏団 Vienna Flautists (fl) 1990年7月、ウィーン ※フルートによる演奏(編曲) |
CD [ASV CD DCA 792] t=8'32 フランクル Peter Frankl, ヴァーシャーリ Tamas Vasary (p) 1992年 |
CD [POCL-1410] t=7'45 シフ Andras Schiff , マルコム George Malcolm (fp) 1993年2月、ザルツブルク |
CD [ALCD-1073] t=8'33 渡辺順生、崎川晶子 (fp) 2004年9月、さがみ野交流センター |
CD [BVCD 34037] t=8'58 ホグウッド Christopher Hogwood, アドラム Derek Adlam (hc) 2004年10月、ザルツブルク、モーツァルト生家 |
〔動画〕
〔参考文献〕
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