17 age |
61 5 |
62 6 |
63 7 |
64 8 |
65 9 |
66 10 |
67 11 |
68 12 |
69 13 |
70 14 |
71 15 |
72 16 |
73 17 |
74 18 |
75 19 |
76 20 |
77 21 |
78 22 |
79 23 |
80 24 |
81 25 ▲ |
82 26 |
83 27 |
84 28 |
85 29 |
86 30 |
87 31 |
88 32 |
89 33 |
90 34 |
91 35 |
92 |
ソナタ 第35番 ト長調 K.379 (373a)
〔作曲〕 1781年4月7日? ウィーン |
ドイツ騎士団の館 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
4月8日の夜、その館でコロレド大司教はザルツブルク宮廷音楽家による音楽会を主催し、そのためにモーツァルトは3つの新曲を急いで書いたという。
これを書いているのは夜の11時ですが、今日ぼくたちは、発表会を催しました。 そこでぼくの曲が三曲演奏されました。 もちろん新作です。 ブルネッティのための協奏曲に属するロンドと、(ぼくがピアノを弾く)ヴァイオリン伴奏つきのソナタ、−−これは昨夜11時から12時までに作曲したのですが、 一応仕上げてしまうために、ブルネッティのための伴奏の部分だけを書いて、自分のパートは頭に入れておきました。ここに書かれている「ヴァイオリン伴奏つきのソナタ」がこの曲(K.379)であると思われ、したがって作曲されたのは「1781年4月7日」とされていたが、 現在は別のソナタ(K.380)とする説(カール・マルゲール)が支持されていて、この曲の成立時期は疑問符付きである。 また、ブルネッティのためのロンドとは「ヴァイオリンのための協奏風ロンド K.373」と思われる。[手紙(上)] p.243
第1楽章は雄大なアダージョで始まり、ドラマチックに展開していく構成には「イドメネオ」の影響があるとも言われる。 アインシュタインは K.379 と K.380 について
第三曲(ト長調)と最後の曲(変ホ長調)の一対は強い対照をなしている。 後者は輝かしい曲で、半音階によっていちじるしく活気を与えられたト短調のアンダンテと、ピアノ・コンチェルトのフィナーレに用いてもよいような狩猟ホルンの主題によるロンドを持つ。 前者は壮麗で激動的なアダージョによって導入され、やや市民的で気楽すぎる変奏曲によって結ばれ、ト短調の情熱的なアレグロを持つ。と、その性格の違いを評している。 さらに、ベートーヴェンはこのソナタの独創性に刺激され、1785年のピアノ四重奏曲ホ長調・短調のモデルにしたと言われる。[アインシュタイン] pp.351-2
〔演奏〕
CD [Music & Art CD-665] t=15'32 クラウス Lili Kraus (p), ゴールドベルク Szymon Goldberg (vn) 1937年4月、ロンドン、MONO, SP復刻版 |
CD [東芝EMI TOCE-6725-30] t=20'09 クラウス Lili Kraus (p), ボスコフスキー Will Boskovsky (vn) 演奏年不明 |
CD [COCQ 83885-88] t=16'18 シゲティ (vn), ホルショフスキー (p) 演奏年・場所不明 |
CD [ポリドール LONDON POCL-2084/7] t=19'30 ルプー Radu Lupu (p), ゴールドベルク Szymon Goldberg (vn) 1974年 |
CD [deutsche harmonia mundi 77556-2-RV] t=20'57 イマゼール Jos van Immerseel (pf), シュレーダー Jaap Schroeder (vn) 1982年、バーゼル |
CD [Calliope CAL.9665] t=19'33 Stanislav Bogunia (p), Petr Messiereur (vn) 1985年 |
CD [BMG ビクター BVCC-61] t=20'07 ナイクルグ Marc Neikrug (p), ズーカーマン Pinchas Zukerman (vn) 1990年、ニューヨーク |
CD [キング KKCC-268/9] t=20'38 ヴェッセリノーヴァ Temenuschka Vesselinova (fp), バンキーニ Chiara Banchini (vn) 1993年7月 |
CD [カメラータ東京 30CM-334] t=21'51 ランダル Kalle Randalu (p), インデアミューレ Thomas Indermuhle (ob) 1993年4月、カールスルーエ ※オーボエ演奏 |
〔動画〕
[http://www.youtube.com/watch?v=Nb0NJ9yGjW0] t=20'45 Sigiswald Kuijken (vn), Luc Devos (fp) |
〔参考文献〕
Home | K.1- | K.100- | K.200- | K.300- | K.400- | K.500- | K.600- | App.K | Catalog |