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4つの田園舞曲 ヘ長調 K.101 (250a)
〔作曲〕 1776年謝肉祭? ザルツブルク |
長い間1769年作(そのため番号は K.101)と見られていたが、ノッテボームやアンドレにより1776年と推測され、K6.250a に置かれた。 自筆で「コントルダンス」と書かれてある横に父レオポルトの手で「セレナーデ ständchen」と書かれてあるため、第5版までセレナーデに分類されていた。 第6版(1964年)からコントルダンス(田園舞曲)に扱われている。 タイトルだけでなく、第1ヴァイオリンのパートもレオポルトによって書かれているところがあるため、真作かどうか疑わしいという。 ただし、ヴィゼワとサン・フォワは「1776年にモーツァルトがこれらの短い4曲を旅の音楽家たちのために書いたに違いない。 彼らのレパートリーはおもにダンス音楽だった。 その点はテーマの通俗性や演奏技巧のやさしさから分かる」と見ていた。 また、第2曲と第3曲は、モーツァルトが残した断片的なピアノ譜(1956年チェコで発見、K6.269b)に含まれていることから、疑念が完全に晴れているわけではないが、新全集(1991年)の本篇に採録(第4篇「管弦楽のための行進曲と舞曲」の部)され、現在に至っている。
しかし、近年(1991年)アイゼンにより、この田園舞曲の第2曲と第3曲を含むピアノ譜 K6.269b がミヒャエル・ハイドンによって書かれたものであることが判明したので、この田園舞曲の素性がわからなくなった。
〔演奏〕
CD [キング KICC 6039〜46] t=6'49 ボスコフスキー指揮 Willi Boskovsky (cond), ウィーン・モーツァルト合奏団 Vienna Mozart Ensemble 1964-66年 |
CD [COCO-78055] t=6'05 ヴェーグ指揮ザルツブルク・カメラータ 1986-90年 |
〔動画〕
〔参考文献〕
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