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歌曲 Songs Part 3
- 第1部 (ピアノまたは管楽器伴奏つき、あるいは無伴奏の歌曲)
- 第2部 (K.52 - K.386d)
- 第3部 (K.468 - K.598)
K.468 歌曲「結社員の道」
Song (Gesellenreise) for one voice "Die ihr einnem neuen Grade" with piano
変ロ長調 / 草稿では Laghetto, 伴奏 og / 自作目録には Andantino, 伴奏 p
[ 85年3月26日 ウィーン ] F.J.フォン・ラチュキー詞。
父レオポルトがフリーメーソンの第2位階に近く昇格するのを祝って作曲したらしい。
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K.472 歌曲「魔法使い」
Song (Der Zauberer) for one voice "Ihr Maedchen, flieht Damoeten ja" with piano
[ 85年5月7日 ウィーン ] ヴァイセ (Christian Felix Weisse 1726-1804) 詞。
男の魔力にしびれた初な娘が、彼を魔法使い扱いする大げさな誇張がなされている。
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K.473 歌曲「満足」
Song (Die Zufriedenheit) for one voice "Wie sanft, wie ruhig fuhl' ich hier" with piano
[ 85年5月7日 ウィーン ] ヴァイセ詞。
9小節の序奏、全30小節。同名の歌曲がほかにもある。どれも小市民のささやかで満ち足りた生活を歌う。
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K.474 歌曲「偽りの世」
Song (Die betrogene Welt) for one voice "Der reiche Tor, mit Gold geschmucket" with piano
[ 85年5月7日 ウィーン ] ヴァイセ詞。
ヴァイセは長年ライプツィヒの徴税官吏を務めながら詩や悲劇を書いていたという。
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K.475a (Anh.26) 歌曲「ひとり寂しく」
Song for one voice "Einsam bin ich." with piano. (fragment)
[ 85年? ウィーン ]
断片8小節。ピアノ伴奏。自筆譜はサザビーの競売後に不明。アインシュタインにより「すみれ」の前後の作と見られている。
- 白井光子 Ms, ヘル p CD.346 t=1'17 ; 1985-86
K.476 歌曲「すみれ」
Song (Das Veilchen) for one voice "Ein Veilchen auf der Wiese stand" with piano
[ 85年6月8日 ウィーン ] ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe)詞。
モーツァルトが最後の2行「かわいそうなすみれよ! それは本当に可愛いすみれだった」を書き足している。
曲の進行は、スタッカートの16分音符で娘の出現を描き、すみれの愛慕のところはト短調、
花には眼もくれず踏みつけてしまった娘の無情さを語るところは無伴奏レチタティーヴォ、
鋭い不協和音の後の休止ですみれの死を、そしてその死を喜ぶすみれに分散和音が付き添う。
65小節中7回の転調で場面転回し、リートの域を脱した歌劇。
物語の展開に応じて音楽描写を変えていくロマン派リートへの展望を開いた作品と言われる。
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K.506 歌曲「自由の歌」
Song (Lied der Freiheit) for one voice "Wer unter eines Maedchens Hand" with piano
[ 85年終? ウィーン ] 自作目録に載っていない。
ウィーンにおけるフリーメーソンの指導者の一人だったブルーマウエル(Johannes Aloys Blumauer 1755-98)の詞。
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K.517 歌曲「老婆」
Song (Die Alte) for one voice "Zu meiner Zeit" with piano
[ 87年5月18日 ウィーン ] F.フォン・ハーゲドルン詞。
老婆のくり言を歌う曲の内容に合わせて、古い通奏低音歌曲のスタイル。
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K.518 歌曲「秘めごと」
Song (Die Verschweigung) for one voice "Sobald Damoetas Chloen sieht" with piano
[ 87年5月20日 ウィーン ] C.F.ヴァイセ詞。
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K.519 歌曲「別れの歌」
Song (Das Lied der Trennung) for one voice "Die Engel Gottes weinen" with piano
[ 87年5月23日 ウィーン ]
シュミット(Klamer Eberhard Karl Schmidt 1746-1824)詩。
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K.520 歌曲「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき」
Song (Als Luise die Briefe ihres ungetreuen Liebhabers verbrannte = When Louisa burnt her faithless lover's letters) for one voice "Erzeugt von heisser Phantasie" with piano
[ 87年5月26日 ウィーン ]
ジャカン家の一室で大急ぎで作曲したという。女流詩人ガブリエーレ・フォン・バウムベルク(Gabriele von Baumberg 1766-1839)の詩。
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K.523 歌曲「夕べの想い」
Song (Abendempfindung) for one voice "Abend ist's" with piano
[ 87年6月24日 ウィーン ]
「ラウラに寄せる夕べの想い Thoughts at Eventide to Laura」ともいう。
2年前の「すみれ」と同じく通作形式の歌曲。
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K.524 歌曲「クローエに」
Song (An Chloe) for one voice "Wenn die Lieb' aus deinen blauen, hellen, off'nen Augen sieht" with piano
[ 87年6月24日 ウィーン ] ヤコビ(Johann Georg Jacobi 1740-1814)詞。
原詩は13節あるが、その最初の4節が用いられている。
1789年に出版され、すぐ人々に愛唱された。
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K.529 歌曲「小さなフリードリヒの誕生日」
Song (Des kleinen Friedrichs Geburtstag) for one voice "Es war einmal, ihr Leutchen" with piano
[ 87年11月6日 プラハ ]
小さなフリードリヒとはアンハルト・デッサウ侯国皇太子のことで、デッサウの教師シャル(Johann Eberhard Friedrich Schall)が1878年に、皇太子9歳の誕生記念と学校の創立4周年祭のために作詞した。
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K.530 歌曲「夢のすがた」
Song (Das Traumbild) for one voice "Wo bist du, Bild" with piano
[ 87年11月6日 プラハ ] ヘルティ(Ludwig Heinrich Hoelty 1748-76)詞。
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K.531 歌曲「可愛い糸紡ぎ娘」
Song (Die kleine Spinnerin) for one voice "Was spinnst du?" with piano
[ 87年12月11日 ウィーン ]
第1節は作者不明、第2、第3はD.イェーガーの詩。
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K.552 歌曲「戦いの門出に」
Song (Beim Auszug in das Feld) for one voice "Dem hohen Kaiser-Worte treu" with piano
[ 88年8月11日 ウィーン ]
作詞者不明。K.539と同様にトルコとの戦争出陣のためか。
K.596 歌曲「春への憧れ」
Song (Sehnsucht nash dem Fruhling = Longing for Spring) for one voice "Komm, lieber Mai" with piano
[ 91年1月14日 ウィーン ]
クリスチャン・オーヴァベック(Christian Adolf Overbeck 1755−1821)の童詩集「フリッツヒェンの歌」の中から。
次のK.597とK.598の歌曲と共に子供用の歌曲集の依頼を受けて作った。
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K.597 歌曲「春の初めに」
Song (Im Fruhlingsanfang) for one voice "Erwacht zum neuen Leben" with piano
[ 91年1月14日 ウィーン ]
シュトゥルム(Christian Christoph Sturm 1740-86)の作詞。
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K.598 歌曲「子供の遊び」
Song (Das Kinderspiel) for one voice "Wir Kinder, wir schmecken" with piano
[ 91年1月14日 ウィーン ] オーヴァベック(Christian Adolf Overbeck)詞。
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