Mozart con grazia
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K.16 交響曲 第1番 変ホ長調

  1. Allegro molto 変ホ長調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante ハ短調 2/4 二部形式
  3. Presto 変ホ長調 3/8 ロンド形式
[ 64年12月か65年1月 ロンドン ] 産業革命を迎えつつあった豊かな都会ロンドンで活躍するクリスチャン・バッハやアーベルたちの公開演奏会に刺激を受けて作った。 病気のためピアノを弾くことを許されていなかったヴォルフガングはあらゆる楽器の作曲を試み、この最初の交響曲もそうした中で産まれたと姉ナンネルが回想している。

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K.19 交響曲 第4番 ニ長調

Sinfonia in D [No.4] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Allegro ニ長調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante ト長調2/4 二部形式
  3. Presto ニ長調 3/8 簡単なソナタ形式
[ 65年 ロンドン ] この前後の交響曲(K.16, 16a, 19, 19a)は、ロンドンで少なくとも5つ作られたと思われるシンフォニーのうち現存する4曲。 みなイタリア式の「急・緩・急」3楽章から成り、各楽章のテンポ、リズム、内容、楽器の編成が同じという多くの共通点がある。

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K.19a (Anh.223) シンフォニア ヘ長調 (断片)

Sinfonia in F for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Allegro assai ヘ長調 4/4 ソナタ形式
  2. Andante 変ロ長調 2/4 二部形式
  3. Presto ヘ長調 3/8 ロンド形式
編成:ob*2, hr*2, vn*2, va, bs
[ 65年 ロンドン ] 交響曲第4番K.19の楽譜の裏にこの作品の第1ヴァイオリン・パートの冒頭15小節が父レオポルトにより書かれてあり、アインシュタインにより全集第3版でK.19aとして位置づけられていたが、モーツァルトの死後行方不明となっていた。 それが1981年春、ミュンヘンで再発見され「新ロンドン交響曲」と名付けられた。 初演は同年5月17日。ただし1984年に訂正版。作曲時期に異説あり、K.19の前に置かれるかもしれない。

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K.19b (Anh.222) シンフォニア ハ長調 (断片)

Sinfonia in C for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns

[ 65年初 ロンドン ] 冒頭の主題のみ残る。一枚の写譜に1シリングかかるため、これも上のK.19aとともに父レオポルトの手で写譜された。 まだ発見されていない。第3版でアインシュタインによりここに置かれた。


K.22 交響曲 第5番 変ロ長調

Symphony in B flat [No.5] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Allegro 変ロ長調 ソナタ形式
  2. Andante ト短調
  3. Allegro molto 変ロ長調 3/8
[ 65年12月末 ハーグ ] レオポルトの写譜には、1765年12月完成とあるが、この頃ヴォルフガングは重症だったので、成立時期が疑われている。 ただし、翌年1月22日ハーグで行われた第2回音楽会で演奏されたらしいので、それ以前の完成であることは確か。 ロンドンのシンフォニー群からほぼ1年後の作品。 曲の形や作り方は同じようでも、内容にはかなり差があり、はるかに感情表現が豊かで、技術の進歩が見られる。

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K.45a (Anh.221) 交響曲 ト長調「ランバッハ」

Symphony in G for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Allegro maestoso ト長調
  2. Andante ハ長調
  3. Molto allegro ト長調
[ 66年 ハーグ ] ウィーン旅行の帰途、1769年1月4日ザルツブルクから約80km離れたランバッハ村の修道院に宿泊したモーツァルトは1つの交響曲を献呈した。 その楽譜が発見確認されたのは1923年。それはパート譜のコピーで、日付とモーツァルトの作品であることが明記されてあった。 アインシュタインは1768年初めの頃の作品と認定し、K.45aの番号を与え、以来「ランバッハ」の愛称で呼ばれた。

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K.42a (76) 交響曲 第43番 ヘ長調

Symphony in F [No.43] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns
  1. Allegro maestoso ヘ長調
  2. Andante 変ロ長調
  3. Menuetto ヘ長調
  4. Allegro ヘ長調
[ 67年秋 ウィーン ] 疑作。楽譜は行方不明。成立に諸説ある。唯一の資料はナンネルが1800年頃にブライトコフ&ヘルテルに送った楽譜の中にあったらしいが、残っていない。 ケッヘルが1769年の真作として、ケッヘル番号「K.76」が付いた。そして旧全集では「交響曲第43番」とした。

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K.43 交響曲 第6番 ヘ長調

Symphony in F [No.6] for 2 violins, 2 violas, bass, 2 oboes, (2 flutes), 2 horns
  1. Allegro ヘ長調
  2. Andante ハ長調
  3. Menuetto ヘ長調
  4. Allegro ヘ長調
[ 67年10月〜12月15日 ウィーン、オールミュッツ ] フルートは第2楽章で。 自筆譜の表紙に「1767年ウィーンにて」とあり、それが消されて父が「オルミュツにて」と書いた。天然痘から回復してから作曲したものか。

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K.45 交響曲 第7番 ニ長調

Symphony in D [No.7] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Allegro ニ長調 冒頭に3拍の序奏
  2. Andante ト長調
  3. Menuetto ニ長調
  4. 終曲 ニ長調
[ 68年1月16日 ウィーン ] 自筆譜に日付がある。モーツァルトのシンフォニーとして初めて、この曲からトランペットとティンパニが登場。

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K.45b (Anh.214) 交響曲 第55番 変ロ長調

Symphony in B flat [No.55] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns
  1. Allegro 変ロ長調 変則的なソナタ形式
  2. Andante 変ホ長調
  3. Menuetto et Trio 変ロ長調
  4. Allegro 変ロ長調 2/4 変則的なソナタ形式
[ 68年初頭以前 ウィーン ] 自筆譜がなく、写譜の表紙に「騎士モーツァルト」と書いてあるため、1770年以降の作品と考えられていたが、アインシュタインによりここに位置づけられた。

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K.48 交響曲 第8番 ニ長調

Symphony in D [No.8] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Allegro ニ長調 ソナタ形式
  2. Andante ト長調
  3. Menuetto et Trio ニ長調
  4. Allegro ニ長調 12/8
[ 68年12月13日 ウィーン ] 作曲目的は不明。草稿はベルリン国立図書館にあり、日付が明記されている。

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K.62a (100) 交響曲 ニ長調

Symphony in D for 2 violins, viola, bass, 2 oboes, 2 horns, 2 trumpets
  1. セレナータ Allegro ニ長調
  2. メヌエットとトリオ ト長調
  3. Andante イ長調
  4. メヌエットとトリオ ニ長調
  5. Allegro ニ長調
[ 69年夏 ザルツブルク ] セレナード第1番 K.100 の中で、協奏曲風の第2、3、4楽章を除いてシンフォニーに改作。

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K.66c (Anh.215) 交響曲 ニ長調 (断片)

Symphony in D for 2 viloins, viola, bass, 2 oboes, 2 bassoons, 2 horns

[ 69年終 ザルツブルク ] 冒頭主題のみ残る。ここに並ぶ3曲K.66c-eはアインシュタインによる位置づけ。


K.66d (Anh.217) 交響曲 変ロ長調 (断片)

Symphony in B flat for 2 violins, viola, bass, 2 flutes, 2 horns

[ 69年終 ザルツブルク ] 冒頭主題のみ残る。


K.66e (Anh.218) 交響曲 変ロ長調 (断片)

Symphony in B flat for 2 violins, viola, bass, 2 flutes, 2 horns

[ 69年終 ザルツブルク ] 冒頭主題のみ残る。


K.73 交響曲 第9番 ハ長調

Symphony in C [No.9] for 2 violins, viola, bass, 2 oboes (2 flutes), 2 horns, 2 trumpets, timpany
  1. Allegro ハ長調 ソナタ形式
  2. Andante ヘ長調 2/4 二部形式
  3. Menuetto et Trio ハ長調
  4. Allegro molto ハ長調 2/4 ロンド形式
[ 69年終 ザルツブルク ] 自筆譜の表紙に、レオポルトのらしい筆跡で1769年とあるので、ケッヘルはK.73として整理したが、アインシュタインは第3版で1771年の作としてK.75aを与えた。 現在の第6版ではもとの1769年説を支持している。そうすればK.63前後の番号になる。

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