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管楽器のためのディヴェルティメント
K.41a 6つのディヴェルティメント (紛失)
Six divertimenti
[ 67年 ザルツブルク ]
父が残したカタログに「ヴァイオリン、クラリーノ、ホルン、フルート、ファゴット、トロンボーン、ヴィオラ、チェロなどの楽器のための4声部の6つのディヴェルティメント」と記されているのみで、作品は行方不明。
Divertimento in B flat [No.4] for 2 oboes, 2 clarinets, 2 English horns, 2 horns, 2 bassoons
- Allegro assai 変ロ長調
- Menuetto 変ロ長調
- Andante 変ロ長調
- Adagio 変ロ長調
- Allegro 変ロ長調
[ 73年3月 ミラノ ]
作曲の目的は不明。第3番K.166と同じ作り。
第5楽章はモーツァルトの未完のバレー音楽「後宮の嫉妬」から流用。
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Divertimento in E flat [No.3] for 2 oboes, 2 clarinets, 2 English horns, 2 horns, 2 bassoons
- Allegro 変ホ長調
- Menuetto 変ホ長調
- Andante grazioso 変ロ長調
- Adagio 変ホ長調
- Allegro 変ホ長調
[ 73年3月24日 ザルツブルク ]
自筆譜に日付が書かれているが、ザルツブルクの宮廷楽団には、1777年までクラリネットもイングリッシュ・ホルンもなかったので、オペラ「ルチオ・シラ」初演のためのミラノ滞在中に作曲されたと思われている。
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K.188 ディヴェルティメント 第6番 ハ長調
Divertimento in C [No.6] for 2 flutes, 6 trumpets, 4 timpanies
- Andante ハ長調
- Allegro ハ長調
- Menuetto ハ長調
- Andante ト長調
- Menuetto ハ長調
- Gavotte ハ長調
[ 73年夏 ザルツブルク ]
自筆譜に別人の手で「ディヴェルティメント」と書かれた。
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K.196e (Anh.226 / Anh.C17.01) ディヴェルティメント 変ホ長調
Divertimento in E flat
- Allegro moderato
- Menuetto et Trio
- Romance : Adagio ma un poco andante
- Menuetto : Allegretto
- Andante - Allegro ロンド形式
編成:ob*2, cl*2, hr*2, fg*2
[ 75年初? ミュンヘン? ] 偽作? 次の曲と共に真偽に関してまだ結論が出ていない。
モーツァルトの死の10年後に出版された作品であるため、疑問視されていたが、
現在では、1775年の始め、ミュンヘンの管楽グループのために書いたものとされている。
フィナーレは、ハイドンもときどき使った「狩のフィナーレ」。
- ウィーン・フィル木管グループ CD.440 t=23'03 ; 1954
- ベルリン・フィル管楽Ens CD.43 t=21'21
K.196f (Anh.227 / Anh.C17.02) ディヴェルティメント 変ロ長調
Divertimento in B flat
- Allegro
- Menuetto et Trio
- Adagio
- Menuetto
- Andante
編成:ob*2, cl*2, hr*2, fg*2
[ 75年初? ミュンヘン? ]
偽作? 前曲とともに、1800年プラハでフルート奏者ライトルが持っていた写本による。
第2楽章 冒頭主題はミサ・ブレヴィスK.220のベネディクトゥスのと同じ。
- ウィーン・フィル木管グループ CD.440 t=17'17 ; 1954
- ベルリン・フィル管楽Ens CD.43 t=13'53
K.213 ディヴェルティメント 第8番 ヘ長調
Divertimento in F [No.8] for 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons
- Allegro spirituoso ヘ長調
- Andante ハ長調
- Menuetto ヘ長調
- Molto allegro ヘ長調 コントルダンス風のロンド形式
[ 75年7月 ザルツブルク ]
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K.240 ディヴェルティメント 第9番 変ロ長調
Divertimento in B flat [No.9] for 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons
- Allegro 変ロ長調 舞曲風ソナタ形式
- Andante grazioso 変ホ長調
- Menuetto 変ロ長調
- Allegro 変ロ長調 ソナタ形式
[ 76年1月 ザルツブルク ]
大司教のための食卓音楽。
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Divertimento in E flat [No.12] for 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons
- Andante 変ホ長調 展開部のないソナタ形式
- Menuetto 変ホ長調
- ポロネーズ Polonaise : Andante 変ロ長調
- Presto assai 変ホ長調 三部形式
[ 76年1〜8月 ザルツブルク ]
4つの楽章はみな舞曲風。大司教の食卓音楽。
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K.253 ディヴェルティメント 第13番 ヘ長調
Divertimento in F [No.13] for 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons
- Andante ヘ長調 主題と6変奏
- Menuetto ヘ長調
- Allegro assai ヘ長調
[ 76年8月 ザルツブルク ]
大司教のための食卓音楽として作られたらしい6つの同じ楽器編成によるディヴェルティメントの中で唯一の3楽章作品。
第1楽章が変奏曲なのも珍しい。
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K.270 ディヴェルティメント 第14番 変ロ長調
Divertimoneto in B flat [No.14] for 2 oboes, 2 horns, 2 bassoons
- Allegro molto 変ロ長調
- Andantino ヘ長調 ロンド形式
- Menuetto : Moderato 変ロ長調・変ホ長調
- Presto 変ロ長調 3/8
編成:ob*2, hr*2, fg*2
[ 77年1月 ザルツブルク ]
大司教の食卓音楽として。
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K.271g (289) ディヴェルティメント 第16番 変ホ長調 (偽作)
Divertimento in E flat [No.16] for 2 oboes, 2 bassons, 2 horns
- Adagio - Allegro 変ホ長調
- Menuetto 変ホ長調
- Adagio 変ホ長調
- Presto 変ホ長調
[ 77年? ]
自筆譜はない。K.213に始まる6つの大司教の食卓音楽の最後の曲(77年初夏ザルツブルク作)と見られているが、技法が拙く、真作でないとされた。
- ウィーン・フィル木管グループ CD.441 t=12'02 ; 1954
- ダンツィ五重奏団 CD.580 t=16'45 ; 1973
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