４分の４拍子、６小節。 ４声。 歌詞なしだが、もとは歌詞付きだったと想定される。
〔演奏〕
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CD [PHILIPS UCCP-4085/7] t=0'54 バイエルン放送交響楽団員 1991年 |
８小節。 アロイス・フックスが所有していたという自筆譜は行方不明。
主題がヘンデルの『ユダス・マカベウス』の合唱「喜べ、シオンの娘 A Tochter Zion freue dich」に類似しているので、K.558ともどもモーツァルトのヘンデル研究と関連があるのではなかともいわれる。［事典］ p.227
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| クロイツァー |
21小節。 弦楽４声（2 vn, va, bs）。 自筆譜はパリ国立図書館所蔵。 その裏面にはクロイツァー（Conradin Kreutzer, 1780～1849）の『帰郷 Heimkehr』にもとづく４声の男性合唱が書かれているという。 彼はモーツァルトの死後に活躍した音楽家なので、この曲の自筆譜との関係にどのような経緯があったのか興味深い。
〔演奏〕
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CD [PHILIPS UCCP-4085/7] t=1'51 バイエルン放送交響楽団員 1991年 |
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| ロホリッツ |
６声。 自筆譜は散失。 ロホリッツ（Johann Friedrich Rochlitz, 1769～1842）による言い伝えによると、1789年４月22日、モーツァルトは滞在中だったライプツィヒで当地の楽長ドーレス（Johann Friedrich Doles, 1715～97）邸での夕食後、夫人の求めに応じて即席で作曲したという。 「さようなら、またお会いしましょう」と「悲しげにお泣き、老婆のように」という歌詞による二重のカノン。 ただしロホリッツの回想記の信憑性が大いに疑われているので（「悪名高いロホリッツ」あるいは「悪評の誉れ高いかのロホリッツ」とさえ言われるほどに）、この作品が実在したものかどうかわからない。 アインシュタインが言うように「このライプツィヒの文学かぶれのお喋りやがモーツァルトの死後に流布させたさまざまな逸話（でたらめ）」の一つに過ぎないのかもしれない。
歌詞なし。
〔演奏〕
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CD [PHILIPS UCCP-4085/7] t=0'55 バイエルン放送交響楽団員 1991年 |
