春国岱駐車場からスタートするコースで、キタキツネコースとの分岐点までは木道、その先は砂丘を歩きます。北側はエゾノコウボウムギの草原が広がり春から秋にかけてヒバリが多く見られます。南側は湿地帯でオオシバナ、アッケシソウ、ウミミドリなど塩性湿地の植物がみられます。また、コース南側の春国岱湾には、カモやハクチョウ、シギ・チドリ類(いずれも春と秋)が集まります。
ヒバリコースに続くコースで、北側の砂丘には四季折々にさまざまな野草が咲きます。南側の湿地(中谷地)にはカモ類、シギ・チドリ類(いずれも春と秋)が羽を休め、時折タンチョウがエサをとりに姿を見せます。冬にはユキホオジロが見られることもあります。
ヒバリコースの途中から木橋を渡り、湿原と草原を歩くコースです。川、草原、湿原、塩性湿地、立ち枯れの木々が並ぶ場所とバラエティに富んだ自然環境を見ることができます。アカエゾマツコースとの分岐までは木道、その先は土の道で、ぬかるんでいることが多いので、長ぐつ着用をおすすめします。
キタキツネコースから分かれて森林のまぎわまで木道を歩くコースです。アカエゾマツ、トドマツの針葉樹林の倒木上に、マイヅルソウや樹林の実生が育つ風変わりな風景も見られます。オオアカゲラ、アカゲラなどのキツツキ類やルリビタキ、キクイタダキなど高山性の野鳥に出会えます。
ネイチャーセンターに隣接する自然学習林内を周回するコースで、森林内には大きなミズナラ、ヤチダモ、ハルニレなどの広葉樹が茂り、野草の種類も豊富で、キツツキやカラの仲間が見られます。動物の種類も比較的多く、エゾシカやキタキツネなど大型の哺乳動物のほか、エゾリス、ネズミ類、コウモリ類、エゾモモンガなどが暮らしています。春にはキタミフクジュソウやミズバショウ、エゾオオサクラソウなどが咲き誇ります。
ネイチャーセンター~ヒバリコース~キタキツネコース(木道)~アカエゾマツコース(往復)
もっとも一般的なコースです。所要時間は歩く速度にもよりますが、1時間30分から2時間ぐらいです。3時間以上時間があれば、ゆっくりと風景や鳥たちとの出会いを楽しむことができるでしょう。
ネイチャーセンター~ヒバリコース~ハマナスコース~ハマナス群落の終わり
ネイチャーセンターから春国岱の第一砂丘先端にむけて歩くコースで、所要時間は往復およそ3.5時間です。広大な風景が広がり、まるで外国にいるような錯覚を覚えます。