地方におけるケアマネと情報化のかかわり |
1.根回しその1
あなたの住む町がもし、コンピュータ化に熱心でケアマネジャーのために新たなシステムを組んでくれるのなら、ここは飛ばしてください。もしそうでないのなら、まずはじめにしなければならないことは役場の介護保険担当の方にアクセスすることです。この時期、介護保険推進室の担当者は極めて多忙なはずです。多分ケアマネジメントのためのシステムについて考える暇はないと思います。しかしここを飛ばして話をすすめるわけには行きません。まずなんとか話だけでも聞いてもらいましょう。もし興味を持ってもらえるなら、有力な味方になります。
2.根回しその2
ケアカンファレンスはどの町でも開かれているはずですのでこういった場所を利用して空き情報システムの必要性を訴えましょう。まだ必要性自体に気づいていない人が多いはずです。
3.根回しその3
地方に民間の業者が参入する際には役場を経由するはずです。参入を決める時点で空き情報システムについて了解してもらう必要があります(多少なりとも経費と手間がかかりますので)。いったん参入した後ではなかなかいうことを聞いてくれなくなります。
4.ISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約
ケアマネ側、サービス提供事業者側それぞれがISPと契約してホームページを開いたほうがよいでしょう。維持費は基本契約分ですむはずです。
5.HTMLエディタでホームページを作る
前述の表を含んだ雛型を作ります。フォームやCGIを使うことも可能ですが、一番シンプルな形が間違いが少ないと思います。各事業者ごとに作成します。ページを一つにまとめるのは内容の改ざんの問題が生じかねません。
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6.FTPソフトの設定とファイルの転送(アップロード)
ISPが提供するファイルスペースにホームページを送るためのソフトです。HTMLエディタにFTP機能がついていることも多いのですが、FTP専用のソフトのほうがあとあとファイルが増えた場合に快適な操作が行えます。設定はISPに問い合わせなければならない項目がありますので、ISPが推薦するFTPソフトを購入して設定しましょう。いったん設定を行えば毎日の操作はごく簡単にすむようになっています。
7.テストラン
各ホームページが完成し、アップロードがうまくいったら実際にホームページを購読してみます。このシステムで肝心な点はサービス事業者がホームページを毎日更新してくれるかどうかという点です。これは人間関係の問題ですが、サービス事業者にとってもいちいちケアマネとの電話に時間をとられなくなるメリットは大きいと考えますので、その点を強調して協力してもらいましょう。ホームページ更新にかかる時間は慣れればせいぜい1日10分ほどのはずです。