キタミソウ(ゴマノハグサ科キタミソウ属)
北見草 絶滅危惧2類(VU)
・花期/5月〜10月 ・撮影/釧路市
放射状に伸ばした細いさじ形の葉のつけ根には、径が2ミリほどの
極めて小さな白い花を1〜2輪つけている。スコープで見ると花冠
の先は5裂して、ちいさな星のようにも見える。
この花は水辺の泥の中など特殊な環境で育つ植物で、釧路地方では
近年になって初めて生育が確認された希少種のひとつだ。
最初の発見地にちなみ北見草と名付けられたが、その北見地方では
絶滅したようで、道内では十勝の豊頃町湧洞沼での生育が知られて
いる。
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