軽食&喫茶

 お料理教室


 エプロンも付けました。手もきれいに洗いました。
準備はオーケー、さぁはじめましょう。

「んぢゃぁ…」

 エプロンのポケットからミチアキはメモを取り出し、 みんなにてきぱきと指示を出す。

「えーと、イステムさんとティシアさんは…紅茶を牛乳で煮出してください」
「紅茶を牛乳で煮出す?……紅茶の葉をそのまま牛乳にいれてもいいのかしら…」
「ティーバッグでやるんだよ♪ そうすれば牛乳の中にお茶の葉が散らばらないからね〜」

 牛乳パックとアールグレイのティーバッグをイステムに渡し、ミルクパンをティシアに。

「小麦粉とか…粉類をふるいにかけるのは、珠ちゃんとファストさん。」
「は〜い♪」

 元気に手を上げる珠子と無言でうなづくファスト。
二人はパタパタと粉ふるいの置いてあるテーブルへ。

「で、卵の白身を泡立てるのはフェンリルとレジスさんにやってもらって…。
ルミちゃんは、僕を手伝ってくれるかな?」
「うんっ♪」

 楽しそうにうなづくルミ。みんなでこんな風に楽しくお菓子づくりなんてはじめてだ。

「…卵白ねぇ……。  電動泡立て器ねぇの?」
「無いよ?そんなの備品に。 欲しいけどね〜♪」
「…あ〜…予算の話なら花月な…花月……」

 これ以上この話題を続けると後が怖いので、フェンリルはさっさと話を切り上げて、泡立て器を握ったり。


「牛乳どのくらいですか〜?」
「えーと、その計量カップで180cc。一番上の線までだよ〜!」

 カウンターごしに質問しつつミルクパンに牛乳を注ぐとティーバッグ一つを投入。
電磁コンロを覗きこんで、イステムは首をかしげる。

「えーっと、これはどうやって使う物なんですか?」
「スイッチはこれみたいね」

 白いスイッチを押しこむと、鍋を置いたプレートが薄赤く発光する。

「わ〜!コレ凄いですね。魔法みたいですよ〜」
「もしかして、こういうのが無い所から来た人なんですか?」
「うん、前いたところは森の中だったからね」

 牛乳を温めつつしばし雑談。

「弱火でやってね〜。ふきこぼれちゃうよ?」
「…え? あ、わわっ!!」

 泡だった牛乳が鍋から溢れ出しそうになり、イステムは慌ててコンロから鍋をよける。

「ちょっとこぼしちゃいました〜。…ミチアキさ〜ん、どうしましょう〜?」
「あ、そのくらいなら大丈夫大丈夫。火を止めて冷ましてからその辺拭いといてね〜」


 卵4つとガラスのボールを用意。

「ルミちゃん卵は割れる?」
「うん。頑張る♪」

 ミチアキは卵を一つ、テーブルの角でちょっと潰すとぱかっと割り、黄身と白身を殻を使って分ける。

「わ〜♪すごいね! …できるかなぁ?」
「ちょっと難しいからね〜。こうすれば簡単だよ♪」

 ボールの上に菜ばしを二本渡し、その上に計量スプーンの大きい方を載せる。

「この中に割るの?」

 見よう見真似で殻を割ってみる。スプーンの中に黄身だけ残って白身は下のボールの中に。

「へ〜、面白いね♪」
「うん、上出来だよ〜。」

 黄身は別のボールに取り分けて白身は泡立て組にまかせる。

「こんどは…紅茶の葉っぱを細かくしなきゃね。
その缶からスプーン一杯くれるかな?」
「えーと…このくらいでいいの?」
「うん、そうそう♪」

 厚手のキッチンペーパーに紅茶の葉を包み、上から叩いて揉んで粉にする。

「じゃぁ…つぎは……」


「いちごおいしそー♪」
「あっ、珠ちゃん!ツマミ食いは駄目だってばー」

 可愛い指先で赤い果実を摘み上げて怒られ。

「…ちゃんとやれって…きつね子……」
「はーい♪」

 ぱったぱたとテーブルに戻ると、ファストは自分の寝袋の中からなにやら小瓶を色々出して並べていた。

「んっ? これどーするの?」
「…混ぜる……おいしくなる…いろんな意味で
「じゃ、あたしもいれよーっと♪」

  薄力粉70グラムを粉ふるいでふるって…。

「お茶のしふぉんけーきだもんね♪」

 抹茶を一さじ…

「…これ……。」

 ニヤリとわらって金色の粉を…

「まぁ! 黄緑になったわ♪」
「…ククク……♪」

 更に蛍光ピンクの粉…

「今度はオレンジね♪」
「…これも………」

 何だか慣れた手つきで最後に青ラメの粉を…

「ほら…真っ白……」
「すごいわ!光の三原色ね♪」

 ふと振り向いた家政婦ティシアは見た。
一瞬、その粉が禍禍しい輝きを放った事を。
でも気にしない。気にしないったら気にしない。
まさかケーキごときで死人が出る事もなさそうだし。 ……………多分。


「…ったくめんどくさいったら……」

 レジスにボールを押さえてもらって、フェンリルは卵白を泡立て。
使う卵の白身は4個分。

「まぁまぁ…やっぱ力仕事は僕たちでがんばらないといけませんね。
あ、替わります? 」

 泡立て器をバトンタッチすると、レジスはお砂糖を大さじ一杯加え、小慣れた手つきで混ぜ始めた。

「ほ〜…手際いいぢゃねーか」
「それなりに寮とかで自炊してましたからね〜♪」

 角が立つくらいしっかり泡立て。シフォンケーキが膨らむかどうかは卵白に全てがかかっていると言っても過言ではない。

「けっこう泡立てるのって力仕事じゃないです? 僕、非力ですから、もう腕だるくなってきましたよ〜」
「ほらほら…あとちょっとだから頑張れよ〜?」


 ミルクパンの側面を手で触って、ミチアキはうなづく。

「うん、もうだいたいちょうどいいくらいにさめたね」
「次はどうするんですか?」
「今度はね〜…」

 卵の黄身を3つ入れたボールを持ってくる。残った卵黄一個は、あとでパイを焼く時に艶出しに塗るつもり。

「これを、泡立て器で混ぜながら、紅茶牛乳ちょっとずつ入れてってね〜」
「えっと…このくらいづつ?」
「うん、そうそう♪」

 イステムがボールを押さえてティシアが混ぜ、ルミはその中に紅茶牛乳をちょこちょこ注ぐ。

「全部混ざったら、今度はお砂糖とオリーブオイルを入れて…そのあとに紅茶の葉を入れてね♪」
「はーい♪」

 粉ふるいもメレンゲも完了。
あとは混ぜ合わせて焼くだけ。…間違ってなければね。


 お料理教室第二回でした。

 順調に騒動に向かって進んでいます。…予定通りです。えぇ多分。
起承転結なら今回は承。ってことは次回は転ですな。
色々混ぜた結果、何が起こるのかは誰にも(もちろんGMにも)今のところわかりません。
みんなの投稿を見て一番面白げなのを採用するつもりです。

次回は、材料を全部混ぜてオーブンへ。
その間にアーモンドパイをオーブントースターで(希望者があれば鴨鍋も)作る予定です。
焼き上がりまでは約30分くらい。 現在の時間は2時くらいですな。

色々各PL同士で相談してアクションや反応など考えてくださいまし

基本的に、参加出来るのはFFTにて参加申請をしたキャラのみですが、
美味しい乱入方法があるキャラのみ途中参加を認めます(笑)

 〆切りは4月3日・投稿先はmitiaki@maingate.FindHere.orgです。
いつもの投稿先とは違うので、お間違えの無いように♪

 



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