武富士株33%売却へ!創業者一族 外資5社が名乗り



 このようなみだしで、2004年6月26日付日本経済新聞に、武富士株の売却に関する次のような記事が掲載されている。

 消費者金融最大手、武富士の武井保雄前会長ら創業者一族は、発行済み株式の33%を売却する方針を固めた。これを受け米投資会社リップルウッド・ホールディングスや総合金融会社シティグループなど外資系5社が株式取得交渉に入った。

 売却額は3千億円を越える見通しだ。武富士は外資が筆頭株主となることで、前会長らが関与した盗聴事件で傷ついた信頼の回復を目指す。

 株式購入には英大手銀行グループHSBCや、米系投資会社2社も名乗りをあげているもようだ。近く売却価格など具体的な条件交渉に入る。

 武井前会長は個人名義では2%しか武富士株を保有していないが、家族や同族企業の名義分を含めると、一族で67%の株式を支配してきた。一族は、この春に持ち株比率を50%を割る水準まで減らす方針を決め、3月下旬から4月にかけ、発行済みの4%相当の株式を海外の機関投資家に売っている。

 一族は、発行済みの33%相当の株式売却を検討している。

 実現すれば、一族の持ち株比率が30%前後に低下。現在、武富士の筆頭株主は2割強を保有する同族企業「丸武産業だが、外資系金融機関がこれを抜いて最大の株主となる。

 武富士は25日、「複数の大株主に確認したところ、正式な決定は一切なされていない」とのコメントを発表した。

(以上)


 「竹の子」202号に、「平成16年度 入社おめでとう」には、次のような式次第が掲載されている。

1、開会の辞  顧   問 武井俊樹
1、祝  辞  専務取締役 武井健晃
1、激励の辞  仙台支社長 佐藤淳二
        横浜支社長 本庄浩一郎
1、誓いの詞  新入社員代表
1、辞令交付  専務取締役 武井健晃
1、万歳三唱  東京支社長 大井哲夫
1、閉会の辞  岡山支社長 中村哲郎


 社長の挨拶などは全くなかったようだ。