武富士のコンプライアンス委員会はどうなっているのか?
本社と現場のはざまで懲戒された元社員の訴え!

元店長は「年収改竄」などは「給与証明書・源泉聴取票」などの提出・添付を求めるようにすれば絶対にできないと訴える!


 私は、武富士は、「コンプライアンス委員会においてきちんとやっています」という武富士のHPの発表を読み、相当、職場の状況が改善されているのだと思っていたが、次のようなメールがきて、愕然とした。

納得いきません

 私は○月で武富士を退社しました。と言うより諭旨退職させられました。今年貸金業規制法の改正があり私は貸金業取扱主任者(支店長)としてコンプライアンス強化の徹底しました。しかし本社では表向きは変わろうとしていますが、今期自粛の為、期首(4月)からの営業予算を倍にすると通告をうけうんざりしました。

実際今でも年収改竄、過剰融資は当たり前のようにやっております。社員はしたくてするはずはありません、毎月来る締日を達成させないと転勤、降格又は未達すると次の月に予算を上乗せするのです。上乗せされたらただでさえ物理的に無理な予算が組まれるのに、現在は確かに激は少なくなりました。

しかし、上記のように無言の圧力で結果が出てから降格、転勤転居、営業予算上乗せと生きた心地がしませんでした。結局、年収改竄、過剰融資につながってしまいます。現状では既存のお客様に追加融資をして枠いっぱいまで無理やり使ってもらっている状態であり新規顧客、再顧客はほとんど有りません。

 管理業務も酷く集金自粛と本社は掲げるも、営業店で貸倒れる寸前の債権まで受け持たされ月に2度の締めきりがあり規定の基準まで回収しないと対策書を何枚も書かされ、挙句の果てには降格です。

どの支店も未達したときの降格、転勤転居を恐れこっそり集金に行ったり、履歴を残さずに一日何回も一人の債務者に電話したりしています。勿論10日から16日遅れの債務者には月曜日65%回収、火曜日85%、 水曜日100%と決められ回収にならずは対策研修がありわざわざ上司の臨店先まで呼ばれます。

電話の規制があるにもかかわらずダイヤルガードがあり、社員一人一日500回ペースでダイヤルします。

管理業務も無言の圧力にて、自分自身の生活を安定させるため、怒られたくない為、上からの目が恐いから、未達したときどうなるか不安でたまらないからと精神的に追い込まれそれが法律違反と知っていながら犯しているのであり、社員は皆おびえながら仕事している感じがしました。

 私が退社した理由は、私の支店で財務局クレームがあり、その内容が本人行方不明を知っていながら集金に行った事で尊属から頂戴したものでした。

 本社にすぐ呼ばれ役員2人と営業統轄課長、課長代理の4人に囲まれ散々詰められ罵声を浴びせられました。たしかに私の社員がしたことでしたが責任の所在は私にあると言われ法令違反で懲戒になりました。

 ハッキリ言って辞めさせられたことに納得いかないのではなく、私のいた支店を除く570店舗ほとんどがこの過酷なノルマ、圧力に耐え切れず、法令違反をしてでも達成させているはずです。

本社の役員を全員辞めさせない限り絶対変わらないです。

武富士は、社員を奴隷のようにつかい、事故を犯したならすぐ捨てる会社です。私も思い返せば4年間で4回転勤しました。それも転居をせねばならない場所でも、いきなり明日から行けと言われました。普通は数日猶予があってもいいと思いますが武富士は次の日から転勤なのです。従業員が不安になったり、怖がったりするのも無理ありません。

 最後に今後も武富士の部屋を充実させてくださるようお願いします。武富士の闇を暴くと言う本を読みましたがまさにその通りでビックリしました。




感想

 このメールを読んで、衝撃を受けた。

 武富士は、武富士に対する批判についてどのように解釈し、どのようにコンプライアンス委員会を充実し再発を防止する対策をとったというのだろうか。

 財務局クレームがあれば、その原因をコンプライアンス委員会において検討し、再発を防止するためにどのような対策をとるかを決めていくのが、その役目であると思う。

 財務局クレームがあれば、支店長を「懲戒解雇」にするということでは、社員の労働権はないに等しい。懲戒には、その段階があるはずである。訓告・一定期間の出勤停止・一定期間の給与減額・諭旨退職・懲戒退職などなど。

 武富士における働いている人の基本的な権利を守るため、コンプライアンス委員会は、このような社員の声を真剣に聞くてはずをどのように整えているのだろうか。

それを、武富士のHPで明らかにするべきではなかろうか。