読売新聞報道(大阪)
過酷な勤務実態「武富士」元社員24人が各地で提訴



 各地で、武富士元支店長等の残業代・理不尽な債務保証などによる慰謝料請求訴訟提起される。

読売新聞報道(大阪)
過酷な勤務実態、「武富士」元社員24人が各地で提訴

 大手消費者金融会社「武富士」(東京)の元社員で支店長経験者5人が「会社は過酷な時間外労働を強いながら時間外勤務手当を支給せず、 客の借金の債務保証までさせられた」などとして、同社を相手取り、4月まで2年間の未払い手当や慰謝料など計約1億3000万円の支払い を求める訴えを13日、大阪地裁に起こした。

 東京、福岡、仙台の各地裁にも同日、別の元社員計19人が同様の訴えを起こす。

 訴えによると、同社の就業時間は午前9時から午後6時までだが、元社員らは午前7時に出社を強いられ、夜も連日4、5時間の時間外労働を余儀なくされていたが、時間外手当は全く支払われなかった。

 また、営業ノルマが達成できないと、上司から「飛び降りて死ね」などと罵倒(ばとう)され、ビルの非常口まで連れて行かれたり、腕を締め上げられたりしたほか、融資限度額を超えた客の債務保証を強要された、などと主張している。