武富士から身に覚えのない請求!



 1通のメールが読者から届いた。

今晩は、わたくし大阪の者です。

昨晩、家に帰宅して母親からドアのポストに手紙が入っていたと渡されました。新展重要といった封筒です。消印は5/3昨晩は5/11です。マンションのドアポストに封書があった為、数日気付いていませんでした。

内容は、

契約支店    ×××支店
残元金    約250,000 円
利息・損害金 約150,000 円
合計     約400,000 円

貴方様の上記、金銭消費貸借契約による債権については、未だに返済の履行がありません。そこでこの度、当本社管理室は契約支店より貴方様の債権の移管を受けました。このまま返済を滞らせますと多大な負担を招くことになりますので、当管理室といたしましては、早期解決を図るべく今一度、貴方様のご意向確認の期日を設けました。

つきましては、平成15年5月8日迄に必ずご連絡を頂きますよう催告致します。

尚、上記期間までに何らのご連絡がない場合は、不本意ながら<合意管轄裁判所>へ提訴を行うこともあります。

振込先
みずほ銀行こうじ町支店

普通口座No1329193
口座名義(株)タケフジ
〒119-0189
東京都新宿区西新宿8丁目15番1号
株式会社 武富士 本社管理室
電話03-3365-8100
担当 〇〇〇〇

過去も今も武富士からは一切借りていません。


 私はこのメールを読んで、この人の知り合いの誰かが、免許証か、保険証をコピーするなどして、この人になりすまして、武富士からお金を借りたのではないかと考えた。そのため、「自分は借りた覚えがないということをはっきりいって、契約書の写を送ってもらって自分の筆蹟ではないということがはっきりすれば、自分ではないというようにと話した。

その結果が翌日メールできた。


それは、人違いだった!

聞いてください、人違いなんです。

私の名前は〇〇剛(ツヨシ)です。契約者は当時△△剛(タケシ)という名前で契約、名前が何らかの理由で後に〇〇剛(タケシ)に変更したらしいのです。それで、武富士が、〇〇剛S481101で役所に届を出したところ、偶然漢字も生年月日も一緒だった。それだけで私が浮上して、浮上した番地で即刻催促状を送りつけてきた始末。

会って確認もなしに漢字生年月日だけで本人と断定して催促状送りつけてきたんですよ!

向こうは間違いは認めたが「役所は読みは出ないで、漢字だけで読みを間違えた」というのです。挙句の果てに「今相談してる先生いるならその人の指示に従ってお好きにどうぞ」と言っただけです。謝ろうという言葉も素振りすらなく淡々としています。

私は受話器越しにあきれてものも言えませんでした。

そして、人違いの可能性が高いのでその人の契約書を私に見せてよいのかわからないので上司と相談してきめて役所への追求もしてこの2つが揃ったら本日中に連絡を又入れるということでした。

もしあれでしたらこのHPにこの例書いていただいて結構です。

ここの社員って頭おかしいのでしょうか??



感想

 突然、督促状が来たら驚く。

 借主は、名古屋で借りているという。メールの人は、大阪で、名古屋には住んだことがないという。

 メールの人は、一人暮らしをしていたが、最近、実家に戻っているという。多くの場合、サラ金は、貸付時に、実家の所在地や両親の名前などを聞いている。

 この場合、たまたま、名前と生年月日が一緒だったということだが、同一人物かどうか、契約時に入手している個人情報(両親の名前や実家の所在地など)と照らし合わせると、わかるのではないかと思われる。「佐藤」「斉藤」「田中」「鈴木」など同姓同名の人は多い。たまたま、生年月日まで同じだったとはいえ、督促状を出すなどという場合には、慎重な調査が必要だと思う。また、間違いがわかった場合には、それなりに、きちんと謝罪すべきではなかろうか。

 突然、身に覚えのない督促状をもらった人が、どれほど心配するかわかってあげるべきではないだろうか。