武富士の伝統!
「配付」「接客」「再の掘り起こし」
「営業統括緊急指示」 武富士の伝統、歴史の営業姿勢は『配付』『接客』『再の掘り起こし』である。 基準に頼った残高伸長ではなかった。今こそ、見直しをかけるべきである。 再度、『配付』『接客』『再の掘り起こし』、この3項目に対し、具体的な行動をとる事。
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これは、武富士の有名な営業統括本部からの指示である。
配付は、ティッシュペーパーの配付のことである。テレビやラジオ、新聞等あらゆるメディアで、膨大なコマーシャルが流れるようになった現在においても、「配付」は、顧客と直接接触して宣伝できる唯一の機会であり、「初心忘れるべからず」ということで、早朝からの「配付」が行われている。
接客は、「お客さまのため」という精神で、お客さまに対処するようにということであろう。
「再の掘り起こし」とは、「一旦、完済した客に貸付のPRをすることだという。
家族に『内緒』で武富士からお金を借りていた多重債務者が、親族が返済資金を集めてやっとのことで返済し、家族が、「もう、この人には金を貸さないでくれ」と言ったという場合にも、すぐに、同じところから、金を借りて、また、多重債務者になるということが多い。
なぜ、借りたのか?と聞くと、多くの人が、「向こうから借りてほしいと電話が来た」という答えが多い。
それが、組織的になされていることが,これで明らかである。
貸金業規制法は、顧客が、お金を貸してほしいと言ってきてから、お客の信用調査をし、お客のお金の使い道(資金使途)を聞き、過剰融資にならないように、必要なお金を貸すようにと、定めている。
これは、金を貸すという業務に従事するものの、最低の道徳的責務である。
しかし、武富士の伝統は、一旦、借金をして多重債務者になり、それを家族が返済したという場合に,さらに、その人にPRして、金を貸すということであるという。
これは、明らかに、貸金業規制法に違反する業務だ。
法律を守ると声高に主張している武富士は、このような営業姿勢を根本的に変えるべきである。