武富士系列会社が敗訴!「あいさつ理由の解雇無効!」



 武富士の創業者である会長来店時にあいさつをしなかったことを理由として、解雇された人に対する判決について、次のようなメールが寄せられた。

武富士系列会社が敗訴!「あいさつ理由の解雇無効!」

 消費者金融大手「武富士」の子会社に入社した男性が「会長へのあいさつの仕方が悪かったことを理由に採用を取り消された」として、子会社に社員であることの確認などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は、27日、男性側の主張をほぼ認め、採用取消しを無効とした上で未払い賃金として約640万円の支払を命じた。

鈴木正紀裁判官は、「採用取消は武井保雄・武富士会長が子会社を訪れた際、男性が声を出してあいさつしなかったことを理由にしたものと認められ、社会通念上相当として是認することはできず、解雇権の乱用で無効」と述べた。

 採用取消しの理由について、子会社側は、「業務に対する意欲がなく営業力に欠け、部下への指導力もなかった」などと主張したが、鈴木裁判官は、「そうした理由が存在したとしても、子会社では採用を取り消すほどの事情とは受け止めていなかった」と退けた。

判決によると、男性は昨年4月、武富士の100%子会社として設立されたばかりの投資会社に課長職として採用された。同月下旬、武井会長が子会社を訪れた際、声を出してあいさつしなかったため、上司に注意され武井会長へのわび状を書いたが、武井会長はわび状を受け取らず男性を解雇するよう子会社側に指示した。(共同通信)



このメールを読んだ感想

 民主主義の世の中で、「あいさつをしなかった」ことだけを理由にして、「解雇」するという感覚が、理解困難だ。

 このような解雇をせよとの指示があれば、それは「できない」と反論するだけの子会社の幹部はいなかったのだろうか。

 この事件が控訴されるかされないかわからないが、全近代的なワンマン経営者のやり方、東証一部上場会社の創業者のやり方とは思えないと思うのは、私だけだろうか。