被害者の会

12月17日、釧路の被害者の会の望年会があった。

約40名位の人が参加していた。

市会議員・町会議員も参加してくださった。

多重債務で落ち込んでいた時とは、全く違う「明るい表情」が印象的だった。

この会は、「忘年会」ではなく、「望年会」という名称にしている。いままでのことを決して忘れず、新しい年に「望み」を持つという意味合いから付けられたようだ。

「ビンゴゲーム」のあと、「音楽の題を宛てるゲーム」やカラオケがあった。

ある人が話した。

友達と一緒に、大手サラ金会社の支店に行った。

「いやー、すごいきれいで気持ちよい店だった。きれいな女性の店員さんが応対してくれた」

別の人が話した。

「ところが、ちょっと支払が遅れて、催促されるときに、全く違うんですよね」

「ちゃんと払っているときは、もっと貸してあげる、枠が増えたと言うので、ついつい借りてしまう」

「そうなんだよね」

「50万円借りると、利息と元金で月2万円位払うことになるんだけど、2万円あれば、何日位食べられると思う?」

「えっと、うちは、家族4人だから、一日、2,000円として、10日ですね」

「2万円の内約1万円は利息なんだけど、そういうこと考えたことある?」

「今までなかったですね。1万円もあれば、すごいごちそうが食べられますね」

参加費は「1,000円」だった。

私も、ビンゴゲームの商品を少し出した。

こういう集まりで、みんなで自分達の生活を考える。そして、新しい活力が生まれる。

2005年12月19日