電話機設置工事費用の怪!

2006年 12月 4日

 S氏は、2004年にパソコンなどの立替払契約をしたところ、2006年10月、日本テレネットワークというところから電話を受けた。
 電話機をつけると、電話代が7〜8000円安くなるかもわからないと言われたという。
 そこで、次のような契約をした。

契約日2006年10月25日
リース物件名  α−GX主装置・停電TEL・コードレス
リース料16,000円
回数84回

 この契約の中には、2004年の立替払契約の残存債務が約40万円程度含まれている。
S氏は、あまりにも金額が高いのではないかと思い、見積もり書をくれるよう要求した。

 商品価格と工事費用については、次のようになっていた。

商品名商品単価工事費用
αGX−S ME        180,000円  83,000円
2アナログ外線ユニット      22,000円 11,500円
11SDN回線バッケージ     48,000円  53,000円
電池劣化判定ユニット         6,000円   6,500円
3分間バックアップバッテリー    3,300円     700円
外部放送音源ドアホンユニット   29,000円   6,500円
18外線 ISDN 停電TEL  46,000円  17,500円
アナログコードレス        49,000円  17,500円
アナログ接続装置         55,000円  17,500円
E−ドアホンS           4,600円   18,000円
  合計            442,900円 231,700円

上記の外、固定料金として、事務手数料・基本工事費・データ設定・出張費・工事雑材料費・さらに変動料金として単体端末接続費・PC工事費として192,400円が加算されていた。

 地元の電話機工事をやっている業者に頼んで、見積もりをしてもらったところ、次ぎのような見積書をくれた。
 商品代金は同額として、工事費・設定費込みで次のようになっていた。

 工事費・設定費込み  68,000円  諸経費・諸材料  12,000円

 しかも、商品購入及び工事を行うということで、値引きが97,200円となっていた。
 つまり、工事費用は、全部サービスということなのだ。
 しかも、見積書に記載されている金額の合計は、合わない。
 NTT販売店となっている。日本テレネットワークというのは、NTTの販売店なのだ。
 S氏も、NTTということで信用したという。

 電話機のリースに伴う相談は多い。

 工事に伴う費用等についても詳細に説明するべきではなかろうか。
 商品代金よりも高い工事費用というのについては、納得できかねるという相談は最もだと思う。
 業者は、専門家である。専門知識に基づいて詳細に説明すべきではなかろうか。