NTTFAX・NTT電話リースの驚くべき悪質商法!
私は、NTTFAX・NTT電話販売をしている会社のあくどい悪質商法の相談を受けた。
このような形態の悪質商法があるということを初めて知った。
Aさんは、平成14年3月、NTTのFAXを設置しないかの勧誘を受けた。
仕事の関係で、毎日、FAXを利用するAさんは、購入することにした。
セールスマンは、「買うよりリースのほうがよい」と言われた。
なぜリースのほうがよいかというと、壊れても、トラブルが起きても無料で直すと言われた。そのため、リース契約をした。一月のリース料は7,100円だった。
平成15年1月初め、また、セールスマンがきて、「このFAXで紙が詰まるトラブルがあったので、交換する」と言われて交換した。Aさんは、当然、従前の契約は解除され、トラブルの起きないFAXが設置されるのだと思って了解した。
また、そのときに、電話も設置するよう言われて、電話もリースで設置することにした。
平成16年1月、また、セールスマンがきて、平成15年と同様に、また、平成15年1月に設置したFAXも同様に紙が詰まるトラブルがあったため、交換すると言われた。そのため、Aさんは、同様に、従前の機会を販売会社の責任で取り替えるものと考えて了解した。
Aさんは、仕事上の支払をすべて農協で行ってもらっていためた、一月のリース料は、7,100円だったと思っていたが、改めて、送ってきた返済計画表をみて驚いた。すべてのリース料が、加算されていたのだ。
つまり、一台目のFAXの代金は、最初の契約をAさんが、解約して新規の契約をしたものとして、2年目には2台分のリース料を支払うことになっており、三年目には、それまでの2台分のリース料を全部上乗せして支払うこととなっていたのだ。
具体的には、次のようになっていた。
契約内容 | リース料 税 金 |
合 計 | 毎月の支払い | 回 | ||
リース料 税 金 | 合計 | |||||
1 | 平成14年3月 契約分(FAX) |
511,200円 25,560円 | 536,760円 | 7,100円 355円 | 72回 | |
2 | 平成15年1月 契約分(FAX) |
1,044,000円 52,200円 | 1,096,200円 | 14,500円 725円 | 72回 | |
3 | 平成15年1月 契約分(電話) |
487,200円 24,360円 | 511,560円 | 5,800円 290円 | 84回 | |
4 | 平成16年1月 契約分(FAX) |
1,620,000円 81,000円 | 1,701,000円 | 22,500円 1,125円 | 23,625円 | 72回 |
5 | 平成16年1月 契約分(電話) |
1,192,800円 59,640円 | 1,252,440円 | 14,200円 710円 | 14,910円 | 84回 |
現在の総債務は、前記4・5の合計額である2,953,440円となっている。
NTTのFAXや電話のリース期間は、6年とか7年となっている。
少なくとも、リース期間位は、その機械は使用できるものであるはずであるが、一年も持たないということなのだ。
もし、本当に機械に問題があったとしても、それは、リース会社がその責任が交換すべきものではないのだろうか。
NTTは、この販売会社が、このような悪質な商法をやっていることを十分しっているのだろか。
従前の契約のすべての取り消しと、既払金の返還を求める内容証明を出した。
全国で組織的にこの種の悪質商法が行われているのだろうか。