労働金庫は、働く者のための銀行か?
労働金庫の呆れた言い分?



 A子は、労金から金を借りた。父親が連帯保証人となっている。

 約束どおりに支払っている。

 A子は、勤務先をやめて、現在、アルバイト的な仕事をしている。

 そうすると、労働金庫から、職場を変ったので、一括で支払ってくれ、新たに連帯保証人を入れてくれという言ってくるという相談を受けた。

 約束どおり支払っているにもかかわらず、仕事をやめただけで、一括で支払えとか、新たに連帯保証人を入れろなどということは、通常ありえないので、私は、そのままにしておいた。

 そうすると、北海道労働金庫帯広支店担当者から、電話がきた。

私 「約束どおり支払っているのでしょう」

担当者 「はい」

私 「約束どおり支払っていたら、どうして、一括で支払えなんていうのですか?」

担当者 「一括で支払えなどとは言っていません。仕事を辞められたので、債権が、弱くなったんです。それで、債権を強化するために、新たに連帯保証人をいれてほしいと頼んでいるんです」

私 「仕事を辞めたからといって、新たに、連帯保証人をいれろという約束になっているのですか。」

担当者 「なっていません」

私 「約束どおり支払っているのに、仕事をやめたからといって、新たに連帯保証人をいれさせるというのは、おかしいのですないですか。」

担当者 「いえ、いつも、うちは、そうやってもらっています」

私 「契約上、約束どおり支払っていても、仕事を変ったら、新たに連帯保証人をいれなければならないということにはなっていないんでしょう」

担当者 「そうです。だからお願いをしているのです」


というような話だった。

 労働金庫というのは、働く者のための金融機関として、設立されたものである。

 しかるに、仕事をかわっただけで、約束どおり支払っている人に対して、新たに連帯保証人をいれろと、しつこく、いい、新たに連帯保証人をいれられないのなら、一括で支払えという契約上義務のないことを、「これまでもやっていたし、当然にできる」と、弁護士に対しても、正々堂々と主張することに、怒りを通り越して、あきれてしまった。

 私は、今後、言った、言わないということになると困るので「録音をとらせてもらう」と宣言して録音した。

 私は、北海道労働金庫宛に公開質問状を出すと宣言した。

 すると、北海道労働金庫帯広支店の担当者は、すぐに、私の相談者のところに電話をして、「明日、うかがいたい」と言ってきたという。

 サラ金より、ひどい、労働金庫!

 労金よ、お前もか!

 北海道労働金庫は、このようにして、不良債権を全くださない、健全な経営を行っているのだろうか?

 北海道労働金庫は、このようにして、支払義務のない人を新たに、連帯保証人にいれるということを続けて、なんの疑問もないのだろうか?

 こんな金融機関は、ないほうがよいのではないだろうか?