2006年12月26日の日記
日記開設にあたって

サイト掲載: 2006年 12月 27日

私は、父親の顔を知らない。
父親がシベリアに抑留された後、母親が再婚した。父親は、母親と別れるに際して、自分が写っているすべての写真をもって行ったという。
最近、従兄弟が聞かせてくれたところによると、父親が、私が居候をしていた祖父母のところに尋ねてきたという。私と二つ違いの弟は、会わせてもらえなかった。
私は、小学生のときから日記を書いていた。
私は、その日記に「本当の父親に会いたい」というようなことを書いていたようだ。

ある日、大騒ぎになった。
母親が、私の日記を読んで、私が本当の父親に会いたいと書いているということから、義父と離婚するという騒ぎとなったのだ。
私は、それ以来、日記は書かないことにした。
私は、親が子どもの日記を読むのは許されると思っている。
しかし、子どもの日記を読んで、その内容に「とやかく」言うことは許されないと思う。
私も、そろそろ、いつまで元気で仕事ができるかわからない年となった。
私は、多重債務の相談にのると、何よりも「家族日記」を書くことを約束してもらう。

私も、日記を書こうと思う。
できるだけ毎日。
とりとめもないことから、私が思っていることなどを。