書籍紹介

書籍名「クレサラ・商工ローン調停の上手な対処法」
 発行:全国クレジット・サラ金問題対策協議会

 現在、クレジット・サラ金のみならず商工ローンなどに対しても調停手続きは多重債務の解決のために、その有力な手法となっている。ところが、ずさんな調停手続きが行われたことにより救済はおろか破綻するに至った例もあり、全国的には、今瞭美弁護士を中心に国家賠償訴訟が提起されている事例がある。

 本書では、現在、行われている国賠事案を詳細に紹介し、調停の在り方について問題提起しているほか、全国各地で行われているクレサラ・商工ローン調停について、解決した体験者からの解決に向けての報告事例、事前措置命令の活用、17条決定の実例などを紹介している。これまで、調停の参考図書として全国に頒布されている「調停必勝法」日榮商工ファンド対策仙台弁護団による「特定調停の活用法」、法曹会発行の最高裁の「調停執務資料」、「調停時報」なども参考にし、現在の特定調停における主な情報を満載している。

 また、資料には、調停に関するアンケート、弁護士会、司法書士会、被害者の会、全国簡裁一覧、行政監督庁などを掲載している。(A5版265ページ)

目次は次の通り
序 章 調停の意義と今後の展望
第1章 国賠事例の紹介(最高裁への公開質問状と回答書をの掲載)
第2章 沖縄におけるクレサラ被害者シンポジウムより
第3章 最高裁における調停の考え方
第4章 クレサラ商工ローン調停の上手な進め方と注意点
第5章 全国各地の報告事例(調停体験者からの報告を含む)
第6章 資料編

 執筆者として、甲斐道太郎大阪市大名誉教授、今瞭美弁護士、宮里徳男司法書士はじめ調停に多数関与している全国の弁護士、司法書士、被害者の会が共同執筆しており、調停マニュアル本として、調停の在り方を考える本として、クレサラ実務に関わる専門家はじめ相談機関においても必携の書である。

 1冊 2000円(消費税込み、送料310円)(A5版265ページ)
 (10冊以上まとめて注文する場合は2割引)

お申し込みは、名古屋リプリント社まで
 電話 052-915-8922
 FAX 052-915-8928