北海道(標津町)の花「はまなす」
バラ科の落葉灌木。「はまなし」(浜梨)--- はまなすは「はまなし」の訛。
わが国北部の海岸砂地に多く自生している。
高さ1.5mにも及び、幹枝には刺を密生、葉は羽状複葉。
夏に紅色五弁のバラに似た芳香ある美花を開き、花後 扁円形の果実を結ぶ。
実は甘酸味あり、根皮は黄色染料に、花は矯味・矯臭薬となる。
(以上、広辞苑より)
北米や北欧では、庭木やグランドカバーとして使われることが多い。
繁殖力は旺盛で、一年に1m以上新芽が伸びる種類もある。
ほとんどが這性種で横に広がる。
ハマナス Rosa rugosa
最も一般的な「はまなす」。
北海道に自生している種類。
赤八重ハマナス(ハンザ)R.r."Hansa"
「はまなす」の突然変異として稀にあるが、
外来種として輸入されている。
桃一重ハマナス(ダッグマーハスラップ)R.r."Dagmar
Hastrup"
これも「はまなす」の突然変異として稀にあるが、
外来種として輸入されている。
白ハマナス(アルバ)R.r."Alba"
これも「はまなす」の突然変異として稀にあるが、
外来種として輸入されている。
白八重ハマナス(レペンス アルバ)R.r."Repens
Alba"
これも「はまなす」の突然変異として稀にあるが、
外来種として輸入されている。
Rosa rugosa 系の実
大花系の実はほとんど同じ。
実でジャムを作る人もいますが、糖度が低いので砂糖を多く使うようです。
つまり、この実だけではお酒になりにくいと言うことになります。
赤八重房咲ハマナス(グルーテンドルスト)R.r."F.J.Grootendorst"
花の色は紅梅に近く、一房に赤い八重の小柄な花が
10個以上咲き、大変美しい。
桃八重房咲ハマナス(ピンクグルーテンドルスト)R.r."Pink
Grootendorst"
グルーテンドルストと同じ種類で、ピンク色の花。
他に下記の種類がある。
桃一重ハマナス(ニチダ)R.r."Nitida"
ハマナスの中では最もコンパクト。
葉は小さく濃い緑色で秋の紅葉が美しい。
桃一重ハマナス(ルゴチダ)R.r."Rugotida"
これは、ニチダ(R.r."Nitida")と原種(Rosa rugosa)を
交配したもので、緑量が最も多い。
桃一重ハマナス(マックスグラフ)R.r."Max
Graf"
花は桃一重ハマナス(ダッグマーハスラップ)
よりも小さく、幾分濃い桃色。
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