☆サルでもわかる 『走り屋』講座
(愛称:サル走)
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◎目次
☆『走り屋』とは? (97/10/09)
☆『走り屋』のクルマの特徴 一部完成 new!(97/11/12)
☆『走り屋』への道 作成中
☆『走り屋』用語集 作成中
☆『走り屋』度チェック 作成中
☆走り屋とは?
・走り屋とは、「クルマを運転する事に幸せを感じ、生活のかなりの部分を
クルマに費やしている人達」のことである。
……え、そんなのわかってるって?
では、私なりの走り屋の定義。
(多少(かなり)、私の偏見が入ります。)
☆走り屋は、公道が走りのステージである。
・サーキットで走る人は、『レーサー』だと思う。
☆職業でクルマの運転をとしている人は、走り屋とは言わない。
・こっちも、『プロのドライバー』になるんで。
中には、かなり怪しい人もいますが……。
☆走り屋には、『速く走ろう』という向上心が無ければならない。
・これは、かなり私の偏見が入っています。
カッコよりも運転技術の向上に重点を置き、そのためには生活を犠牲に
する事も厭わない、ってのが走り屋なんだと思う。
◎走り屋さんの種類と生態
(1)現在メジャーな走り屋集団の方
☆峠族
・峠を走る事を愛する人達。
更に細分化すると、「速く走りたい」タイプと、「きれいな(速い)ドリフトを
決めたい」タイプの人がいる。
どちらにしても、ギャラリーの為ではなく自分で楽しいから走る、ってのが
走り屋のスタンスだと思うよ。私は。
#同じドリフト派でも、ローリング族(後述)は、ギャラリー受けする
ドリフトを目指しているんで、走り屋に入れませんでした。
大抵峠は人里離れたところにあるのと、苦情が来て自分達のステージが
使えなくなると困るので、意外と(?)社会的ルールは守る人が多い、
と信じています……。
・私のスタンスは、これに近いと思う。
(実際に峠とかに通ったりはしていないけど。)
・ちなみに、暇さえあれば峠を走っている為、タイヤ/ガソリン代などが
えらくかかるので(5万以上/月)、びんぼーな人が多いような気がする。
(偏見含む。)
☆最高速アタック族
・今、勝手に命名した。
(確か、渋谷洋一氏が「ハイローラー」なる言葉を使っていたような……。)
純粋に、速く走る事を追求する人達。
#考えると、100km/hで走っている一般車を、200km/hの速度差で追い抜く事に
なるよな。すげぇ。
・発端は、アメリカで、ランボルギーニやフェラーリを乗り回している金持ちの
ボンボンに、元レーサーが、バキバキに改造したアメ車で挑んだ公道レースだと
言われています。
(ちなみに向こうの新聞では、『BANZAI−RUN』と言われたそーな。
理由はわかると思うんで省略。)
日本でも最初は、外車VS日本車の対決があったらしいのですが、
現在では、GT−RやZ,スープラなどの700馬力以上にチューンされた
国産車が、湾岸線などの高速道路を300km/h以上の速度でカッ飛んでいます。
捕まると大変な事になりそう……。
・ちなみに、クルマの限界に近い走行を長時間行なう為、チューンナップに
ものすごくお金がかかります。
(次回:『走り屋のクルマの特徴』で触れます。)
峠の人に比べて、お金持ちが多いような気がする。
(偏見含む。)
・ちょっと性質は違うけど、首都高アタックの人なんかも同じようなスタンス
だと思う。
☆ゼロヨン族
・名前の通り、直線道路で静止状態から0-400mを競う人達。
たいてい2台で勝負し、勝ち抜き/トーナメントで勝者が決まる。
エンジンの回転数とクラッチミートに、全神経を注ぐ世界。
こっちの方も、50年代のアメリカの競技が発端。
ただし、日本のストリートゼロヨンは、自然発生的におこったモノらしい。
☆あとは、キャノンボーラーとかもいる(と思う)のだが、あまりにもマイナー
なんで省略。
#ちなみに、『どんな手段を使ってでも、最初に目的地に着いた者の勝利』
という無法レースの事。
『キャノンボール』という映画にもあったね。
(2)ちょっと微妙な方
☆暴走族
・K察公認の呼び方。
ただし、存在は非公認……。
・いわゆる『竹ヤリデッパ』な集団ではなく、『暴走行為』を行う集団。
未成年で、免許を持っていない者もかなり含まれる事が推測されるが、
クルマを操る技術が超一流の人も多いです。
(81年の道交法改正により、勢力は激減しましたが。)
・ちなみに彼らは道交法を破りまくり、一般人の評判がすこぶる悪いので
(1)の走り屋さんは彼らに対し、『あんなのと一緒にしないでくれ』という
態度を取る場合が多いです。
#『自分だって、道交法守ってないじゃん。』ちうツッコミが入るような
気もするが。
(3)走り屋さんとは、ちょっと違う種類の方
☆ローリング族
・こちらも、K察公認の名称。
・街中の交差点で、くるくる回っている連中の事。
実際に見た事がなくても、交差点のど真ん中に、タイヤの跡がついているのを
発見する事も多いでしょう。
私に言わせれば、何が面白いのか理解に苦しむんだけど……。
☆ローライダー
・アメリカ西海岸当たりで極端に低い車高、ピカピカのアルミホイール、
独特のエアロパーツなどでビシっと決めていたあんちゃんたちの総称。
最近、日本にも上陸し、チーマー文化と融合。
リアにウーファーを6つ(!)位積み、普通のスピーカーじゃ絶対歪んで
聞こえないような、ベースの効いた曲をガンガンかけるのが流行っている
らしい。
#こんなの日本にいる訳ないよ、と思っていたが、夜の渋谷に行ったら
山のようにいたので、ちょっとショックだった。
・彼らも、『走る』よりも『クルマのドレスアップ』もしくは『オーディオ自慢
(笑)』、さらには『おねーちゃんをナンパ(笑)』に趣を置いているので、
走り屋とはちょっと違うね。
#カッコよければ、別に走らなくてもいいし(笑)。
☆『走り屋』のクルマの特徴
(1)車種について
・基本的には、以下の条件に当てはまる車を選ぶ人が多い。
(ア)基本性能が高い。
(イ)チューンナップパーツが多く発売されている。
・具体的にはこんな感じ。
(結構偏見あり。しかも漏れている可能性大。)
☆峠族(◎ドリフト重視、・タイムアタック重視)
◎SILVIA(S13/S14) (NISSAN)
◎180SX(PS13)
◎TRUENO/LEVIN(AE86)
・RX-7(FC3S/FD3S)(MAZDA)
・LANCER Evolution I~IV (MITSUBISHI)
・CIVIC SiR(EG6) (HONDA)
#そいや、IMPREZZA WRX(SUBARU)ってあんまり見ないね。
ランエボと同じくらいの実力はあるのに。
同じく、インテタイプRで走りまくってる人ってのも、まだ見た事無い。
☆最高速アタック族
・SKYLINE GT-R(R32/R33) (NISSAN)
・SUPRA(JZA80) (TOYOTA)
・FEAREDY Z(300ZX) (NISSAN)
・RX-7(FC3S/FD3S)(MAZDA) #ちと厳しいか?
#以外に、TOYOTA系のクルマって少ないんだよね。
あれだけタマ数が出ているのに、まともに走りに使われているのって
レビトレ(昔の)とスープラ位だし。(レース除く)
・あ、セフィーロとかアリストとかのハコ車系は、アウトオブ範疇なんで
除外しています。
☆『走り屋』度チェック
(1)クルマを、型式で呼ぶ。
・素直に、カローラとかシルビアとか呼べばいいのに、走り屋は
『AE86』とか『S13』などの型式で呼びます。
・その理由としては
『車名が同じでも、エンジン形式が違うと走りは全然違う。』
『同じ車名、グレードでも、年式によって型式が違う。』
という事があります。
ちなみに、旧シビックだと、これだけの型式、グレードがあります。
◎シビック(3ドア)
排気量 型式 グレード
・1300cc EG3 EL
・1500cc EG4 MX
ETi
VTi
・1600cc EG6 SiR
SiRII
◎フェリオ(4ドア)
排気量 型式 グレード
・1300cc EG7 EL
・1500cc EG8 ML
MX
ETi
VTi
・1600cc EJ3 EXi
EG9 SiR
EH1 RTX
RTSi
◎クーペ
排気量 型式 グレード
・1600cc EJ1 ー
・この中で走り屋の乗るクルマは、1600ccでV−TECエンジンを
積んでいる、『EG6』となります。
(エンジン編は、又今度と言う事で。)
☆以下次号!
☆参考文献
・別冊宝島182 カッ飛び!クルマ読本 (宝島社)
・峠、高速、ストリートの必勝本 (三推社/講談社)
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