そのカラス、毎日見ているのだけれど・・・、
ある日、のどぼとけのあるカラスが居ることに気づいた。
下のくちばしの付け根あたりが、プックリと膨らんでいて、のどぼとけのように見えるのだ。
「のどぼとけがあるカラスが居る。」と言っても、まともに聞いてくれる人がいないっ。
とにかくこれは、調査しなければ!ということで、カラスを注意深く観察することにした。
そしてまもなく、謎を解明することに成功した。
カラスは、下のくちばしの付け根あたりが、袋状になっていて、
ここに、いったん食べた物をしまい込むのだ。その時の食べ物の形によっては、
のどぼとけのように見えるのである。
この、しまい込んだ食べ物は、どこか、落ち着く場所まで、移動した後、
いったん吐き出して、それから飲み込むのである。
実は、鳴くときも、この のどの部分を膨らましたりすることで声色を微妙に
変えていることにも気づいた。
これは、はしぶとガラスでしか、確認していない。はしぼそガラスもそうなのかは、わからない。
また、すべての鳥がそうなのかも、定かではない。
今、自分は はしぶとガラスの喉をつまんで、ビローンと引っ張ってみたい という 衝動にかられている・・。