その電柱のてっぺんにトビが留まっているのをよく見かける。 トビはただ一人じっと海を見つめている。 そして時折思い出したようにピーイヨロイヨロと鳴く。 その鳴き声の悲しげな響きが自分の心に浸みる。
なぜトビは、ああもせつない声で鳴くのだろうか。 トビは泣いているのだろうか。 ただ一人海を見つめて泣いているというのか。
トビは悲しい鳥かもしれない。
さて・・、イブの夜に一人これを書いている自分も、 ひょっとすると悲しいかもしれない。 どれどれ、ひとつ鳴いてみようか・・・。
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