それがまた飛び立った次の瞬間、それが壁にぶつかった。
それは落ちてきた。くわえていた虫も一緒に落ちてきた。
それは落ちながら体勢をたてなおして落とした虫を捕らえようとしたその瞬間、
虫が逃げた・・。
虫を捕らえ損なったそれはどこかへ飛んでいってしまった。
自分のわずか1m先での出来事だった。
さて、この出来事でなにがわかったでしょう。
それは、
1.スズメは明らかに下で見上げている自分を意識していたこと。
そして、下にいる自分の方に一瞬気を取られたばかりに壁に激突することになった。
2.スズメは虫を殺さずにくわえることが出来る。
3.ひな鳥は活魚ならぬ「活虫」を食べている。けっこうグルメと言えるかも・・。
4.あの虫は自分のおかげで命拾いした。自分はあの虫の命の恩人である。
5.スズメにとっては自分は恥をかかされた憎いヤツであろう。
こんなところだろうか。
いかがなもんでしょ・・・。