国道から100mほどわきに入った橋のたもとに車を止めて、
藪の中を川に沿って2〜3分歩いたところに、彼の釣りポイントがあった。
思ったよりも、ずいぶんと簡単にたどり着いたのには少し驚いた。
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カワセミだった。
まさか、着いてすぐに現れるとは思ってもいなかった自分は
ただ呆然とその輝くスカイブルーを見つめていた。
どう形容していいのか・・・・、
ただただ、綺麗・・・だった。
その後2時間ほど、その場に立って、
何度となく目の前を通りすぎるカワセミを見つめていた。
写真などでは見たことのあったカワセミだが、
太陽の光を受けてスカイブルーに輝くそれは、周りの景色から浮き上がっていて、
この鳥がしばしば「宝石」に例えられることに納得がいった。
それにしても、あっと言う間に2時間が過ぎていて、時計を見たときは少し驚いたが、
その場を立ち去るときには、なんだかとても幸せな気分になっていた。
カワセミは、どうやら比較的簡単に見ることの出来る鳥らしい。
まだ見たことのない人はぜひ見てみると良い。
きっと、その美しさに惹かれてしまうに違いない。
そして、幸せな気分に浸ることが出来るかもしれない。