トドマツ林のて立ち枯れた、その奇観が見る者を不思議な気持ちにさせた。
そんなところだった。・・・らしい・・・。
自分が子供の頃、まだ今よりも沢山、立ち枯れのトドマツを見ることが出来たが、
それでもその当時、すでにトドワラの風化がかなり進んでいた。
そしていま、トドワラに昔の姿はない。
昨年訪れたときよりもさらに風化が進んでいるように見える。
今年は木道すら朽ち果てて、使えなくなっている(6月現在)。
トドワラは、そう呼び始められたときから・・、
いや、トドマツが枯れた時点から風化が始まっていたわけで、
やがては跡形もなく消えゆく運命なのだ。
トドワラとは、トドマツが朽ち果て滅びゆくさまを目の当たりに出来る場所。
滅びの地。
風化の場所。
そういうところ・・・。
トドワラを訪れた人には、ぜひ 数年後また訪れることをおすすめしたい。
そうすれば、トドワラの滅び行くさまを実感することが出来るだろう。