自分が子供の頃には、一度接岸したらなかなか流氷は出ていかなかったものだが
最近では、接岸さえ なかなかしなくなった。
たぶん流氷の量が減っているのだと思う。
家の裏がすぐ海ということもあって 子供の頃 よく流氷に乗って遊んだ。
もちろん、学校では流氷に乗ることは禁止されていたし、
実際、流氷に乗ったまま流されてしまう危険性はじゅうぶんあった。
乗った流氷が岸から離れてしまって、決死のジャンプで事なきを得た
などということがある。
今になって思うと、なんとも危ないことをしていたと思う。
今は、もう流氷に乗って遊ぶことなど無いが、
それでもやはりこの時期になると、流氷が来ることをどこかで心まちにしている。
自分もやはり、この地で育った人間なのだなぁと思う。