ちょっと野付半島に行ってみたくなった。
走り出してすぐに戦意喪失・・・。
野付半島に入ってすぐに某民宿があって、そのあたりに丹頂鶴をみつけた。
そろそろ野付湾が見え始めるあたりまで来ると、
まさに、今飛び立ったばかりの白鳥たちをすぐ真上に見ながら通り抜けると、
湾には、まだ羽を休めている白鳥たちが、それぞれのグループごとに点在している。
アオサギが3羽ならんで飛んでいる。
それにしても風が冷たい。グローブとブルゾンの袖との隙間に入ってくる風で
ナラワラのあたりまで来て驚いた。
ナラワラから先は霧がかかっていた。
帰りは、まだ雪に覆われて真っ白な知床連山を前方に見ながら走る。
寒さに震えながら、でも、なんとも言えない満足感を味わいながら家にたどりついた。
距離にして約30km、時間にして数十分。
4月6日日曜日。天気が良かったので、バイクを倉庫からひっぱりだした。
風がものすごく冷たいのだ。
「寒さが我慢できなくなったらひきかえそ・・・」
相変わらずのなんじゃくぶりだ。
あそこで、よく丹頂鶴を見かけるのだが、ひょっとしたら、
民宿の人が餌付けしているのかもしれない。
北に帰る白鳥たちが、次々と飛び立っているのが見えてきた。
やがて野付湾が見えてきた。
上空にはトビたちが舞っている。
名も知らぬ水鳥たちが水際にいる。
ハクセキレイが飛んでる。
そして、電線にカラス。
ここは、鳥の楽園なのかもしれない・・・。
オオワシやオジロワシは、一足先に北に帰ったようだ。
手首がちぎれそうだ。それと、顎がものすごく冷たい・・。
いつの間に駐車場が出来ていたのだ。
ちょっと、止まってデジカメしてみる。
幻想的な風景の中を寒さをこらえながらなんとかトドワラ駐車場までたどりつく。
「今日はこのへんにしておこう」
というわけで、ここから引き返すことにした。
知床連山は本当に綺麗だ。
その美しさに、寒さも忘れ・・・るわけないよなあ・・。
これが自分の今年の初乗りだった。