• 邪術 ２０ 

上級暗黒魔法の一種。
アンデットの創造や魔神の召喚、果ては特定の相手を不運にしたり物体を腐敗させたりすることもできる。
威力は大きいが、その用途はあくまで破壊や呪詛等、邪悪なもののみに限定。
癒しや創造といった目的に使おうとすると恐ろしい副作用が起きる。
例；誰かの傷を癒せば、自分が２倍のダメージを負うことになる。

外見

黒い目に長めの黒い髪。おまけに服装まで黒の黒ずくめ。頬はナイフで削ぎ落としたかのよう。
目は三白眼で下に隈があり、顎には髭が少し生えている。全体的に不健康なイメージを与える。
左手には指が三本だけ。
この手には蛇のような鱗が生えているが、普段手袋によって隠されている。

性格

文字どうり悪魔的な性格の持ち主。狡猾で卑怯。
自分の目的のためには仲魔を犠牲にすることも厭わないマキャベリスト。

経歴

もとは奈落の魔王の異名を持つ高位魔神。
しかし、病弱な魔術師によって召喚されたことから神生設計が大きく狂い始める。
彼を召喚していた魔術師は儀式の最中に、心臓発作を起こし、そのまま昇天。
残された彼は中途半端な形で現世に召喚され、危うく次元の狭間で消滅しそうになった。
やむなく、 魔術師の屍と融合して一命を取りとめる。
しかしそのために魔力の多くを失い、魔界に戻ることもできなくなってしまった。
その上変な融合をしたせいで魔術師の体は絶望的なほど貧弱になり、
左手だけは魔神のそれに変化して、ほとんど使いものにならなくなった。
現在は何とか魔界に戻り、かつての姿と魔力を取り戻そうと様々な世界を渡り歩いている。